飛鳥U 年末年始グアム・サイパンクルーズ乗船記(2007-8)(2007年12月29日)

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4日目 航海日
昨晩時刻改正がありました。夜中の2時に1時間針を進め、3時にするとのことでした。朝、老人性早起き症の一歩手前の夫が先に起き、トイレにいったりバルコニーに出てカーテンを開けっぱなしにするので寝ていられなくなりました。朝7時半ですが身体的には6時半なのでかなりの早起きです。GPS図を見ると、グアムのあるマリアナ諸島がまた近づいています。
バルコニーに出ると日差しと海の色はすっかり南国のものとなっていました。真冬の日本から北緯19度25分まで下りて来ているのです。
朝食は今日も洋食とし、11Fの「リドカフェ」に行きました。途中「シーホースプール」をチェックすると水が半分ぐらい張ってありました。明日はグアム入港ですが、そろそろ泳ぎたいところです。

昨晩の休肝が功を奏し今朝は快調にジュース、生野菜、ハム類、卵、マッシュルームスープ、果物、ヨーグルトとバランス良く元気に食べました。卵は卵料理コーナーでオムレツや目玉焼きなど好きなものをリクエスト可能です。私は固い目玉焼きが好きなので、良く焼いてもらいました。

食後は7Fのプロムナードデッキを回ってみます。日向の温度計ですが、気温は30度を指していました。

左舷船尾から反時計回りに右を見て大きな航跡を眺めつつ直進して左に回ると
右舷に。西側なので日陰ですさすがに長いもうすぐ船首
やっと半分。大きく左折先端にはクルー用のプールがありますさらに左に回って
左舷は朝の眩しい光が引き波が綺麗です。すっかり南国気分頼もしい救命艇群
走っていれば1周3分弱ですが、歩くと倍以上かかります。いい運動になるので、写真でもわかりますが、歩いている人も結構いました。

その後、卓球でもしようかと6Fに降りた所、卓球のスペースのすぐ後ろは10時から始まる「ディスコン大会」の準備が始まっていて、出来そうにない雰囲気でした。仕方なくまずゴルフレンジで打ち込みし、その後デッキスペースで広げられる「ディスコン」に挑戦してみることにしました。これはカーリングに似たゲームですが、ディスクに裏表があり、投げ方によってはひっくり返ってしまうため、オセロの要素も入っています。わがチームは敢え無く初戦敗退でした。
次は11時から初心者のためのダンス教室です。「マンボ」「ルンバ」に続き、3回目の今日は「ジルバ」とのことで、1・2・3・4・5・6のカウントにのって教えられるまま足を運びました。ダンスは女性の場合、本当に基本のステップさえ習っておけば、男性のリードでどうとでもなる、と聞いていましたが何となくわかりました。夫はリズム感がないと自己分析しており、ダンスにも気後れがちなのですが、ダンスは妻が文句ひとつ言わず夫のリードに必ず従う唯一のものとか何とか言ってその気になってもらおうと思いました。
その後正午にかけてジョギングです。昨日は20周もしたので、今日はその半分程度にと思っていたのですが、結局16周、7kmを走りました。大海原を見ながらジョギングは本当に贅沢で気分がいいです。でも進行方向に向かう時は猛烈な向かい風でパワーを使います。
我家では週末は基本的に昼食を食べないのですが、本日の5Fメインダイニングでのメニューは鰻重とのことで、夫が船内新聞に丸を付けたりしてかなりやる気を見せていました。が、空腹度合いと相談して結局パスしました。ちなみに、11F「リドカフェ」のメユーは洋食のビュッフェでした。
そろそろプールに水が張られるのではないかと、水着に着替えて11F「シーホースプール」に行きました。持参した雑誌を読んでいた所、水を入れ始めましたが、水量が増えてくると船の大きなうねりで写真の様に水がドッパーンと波を打つため、オフィサーは危険と判断したようで、結局今日もプールは使用不可でした。
途中「リドガーデン」からアイスクリームを持って来て食べたりし、結局2時間ぐらい日光浴をして過ごしました。日差しが強く、アイスがあっと言う間に溶けていきます。
シャワーでさっぱりした後は、15時半過ぎから早々とお待ちかねのビールタイムです。11F「リドガーデン」のグリルコーナーに行ってつまみがわりに黒豚バーガーを1つ注文、今晩はディナーに行くつもりだったのでお好み焼きは我慢して、ビール小瓶を2本ずつ飲みました。
帰りがけに「シーホースプール」を通ると、水はすっかり抜かれていました。後でオフィサーに聞いたのですが、航行中にフネの揺れによってプールを使えないのは、この時期の北太平洋だけとのことでした。

18時からは「ギャラクシーラウンジ」で「マスターオブイリュージョン」があり、夫が興味深々だったため付き合うことにしました。最初はダンスから始まったため、そっちのイリュージョンかと思ったら、そのすぐ後に本船の専属マジシャン(日本人)が出て来ました。種も仕掛けもあるのでしょうが、ショーっぽいマジックはなかなか面白いと思いました。

19時45分からは「フォーシズン・ダイニングルーム」でイタリアンです。ボーイさん達はイタリアンカラーのエプロン、テーブルにはグリッシーニが置いてあるという、イタリアンな雰囲気の中、ディナーを楽しみました。夫がシェフのお薦め、私はそれとは重ならない様に選びました。

前菜(共通)

  • 前菜の盛り合わせ★


  • 奥から時計回りに
    マグロとナスのタルターラカクテル
    ピーマンの煮込み ペペロナータ
    生ハムと完熟マンゴー
スープ又はパスタ

  • ミネストローネスープ★


  • ペンネ 森の木の子のクリームソース
「海から」(共通)

  • 手長海老とたいら貝の香味焼き★


  • バターがおいしい
メインコース

  • さつま純黒豚フィレ肉のカツレツ
    青トマトのケッカソース★


  • 甘鯛のグリル 黒オリーブソース

  • サラダはちょっぴりほろ苦い赤チコリのサラダでした。
デザート

  • ティラミスとオレンジのジェラート★


  • こちらは淹れたてのコーヒー

夫がお薦めのカツレツを食べたのは良いとして、私がついにメインに「魚料理」を選択したということは、やはり胃腸が疲れて来ていることになります。選択可能だったメインコースのもう1品は「骨付き仔牛すね肉の煮込み(オッソブーコ)ミラノ風でした。

午後9時半の本船の位置です。北緯15度13分、グアムはもう目と鼻の先に迫っているようでした。