船上での対策


客室内
ホテルの部屋にあるような、茶色いバインダー式の船内インフォメーションがなくなりました(紺色のバインダーのように見える物は乗船記念プレゼントのイヤープレートの箱です)。
必要な情報は船内Wi-Fiでpdfファイルをダウンロードします。スマホの小さい画面ではとても見辛いですが、感染症対策や、エコの観点からも仕方がないと思います。

QRコードは「客室設備のご案内」「ディナーメニュー(フォーシーズン)」「ルームサービスメニュー」「非常時のご案内」の4つです。
「使用後はフタを閉めて流しましょう」という表示が追加されていました。言われなくても洗面台から思わず物を落としてしまいそうなので、いつも閉めて流していました。
コロナの飛沫対策かどうかわかりませんが、浴槽の両端にカーテンを止める新兵器が登場しました。マグネットでカーテンを挟むとピタっと隙間がなくなる優れ物です。


パブリックスペース全般
あらゆる場所に入る前に非接触型の検温機があって、乗船カードをかざして37.5度未満であることを確認する必要があります。ただ、慣れるまでにコツが必要だったのはマイナスポイントです。
レストラン全般

紙類を控えているため、メニューをQRコードで読み取るのが既定路線の用です。が、乗船客の戸惑いが大きかったためか、クルーズ後半はすんなり紙メニューを出してくれるようになりました。
エレベーター前にはあまり混んでいる時には乗らないよう、表示がありました。
コロナ前もあることはありましたが、(アルコール)消毒スポットが増えました。7Fの一番後ろの左右出口にはゴミ箱が新設されていましたが、現時点ではこのフロアはクルーに割り当てられています。
8F~10F最後方のオープンデッキ

木製のデッキチェアから航跡を眺める絶好のスポットだったのですが、すべて撤去されていて寂しいです。


4F
乗下船口

乗船カードをかざす機械の前に、非接触型の検温機があり体温を測ってもらう必要があります。船に戻る時はもちろんですが、船から降りる時も同様です。


5F
レセプション

並んでも密にならないようガイドラインが張ってありました。
フォーシーズン・ダイニング

他客室の人との接触を避けるため、指定席制になっています。この案内用紙は乗船したら部屋に置いてありました。

【画像はクリックで拡大】
すべての席がアクリル板で仕切られています。席は同室者との2名、同じグループでも3名がMAXと事前に案内がありました。ダイニング入口のメートル・ディー(ドテル)のいるカウンター横には関所のように検温機があります。
では同じグループで4名以上いる場合はどうなるのかと思っていたら、中央の丸い部分に複数組用の席があり、2人用テーブル2つの間に透明の衝立があって、それ越しには話せる仕組みになっていました。ただし声はかなり聞き取り辛かったです。
両脇部分は基本窓に向かって座る仕組みになっていて、二人並んで食べる姿を見るのは違和感がありました。


6F
ギャラクシー・ラウンジ

密を避けるため指定席制になっています。入口の所で部屋番号と名前を告げると、クルーが席まで案内してくれる方式でした。
モンテ・カルロ(カジノ)

ほとんど利用したことがないのでよくわかりませんが、スロットマシーンの間にはアクリル板があり、ルーレット台やカード台がまばらになったように思います。
ル・ブルー(ショップ全般)

入店するたびに非接触型の検温機に乗船カードをかざして37.5度未満であることを確認する必要があります。「ル・ブルー」はドアが2つあることから入口と出口を分け、さらに人数が多過ぎる場合は入店制限をかけているようでした。
レジ前も密にならないよう床に「こちらでお待ちください」マーカーが貼ってあります。1列に並び、呼ばれたらレジ前に行く方式でした。
ハリウッドシアター

密を避けるため座席は1つおきにしか使用出来ないよう「ご利用できません」のシートカバーが掛けてありました。
クルーズセールス・オフィス

クルーズ・コーディネーターの江頭さんや千葉さんがいる場所ですが、営業休止中です。
カード・ルーム

「感染症対策のため閉鎖しております」と書いてありました。ただ、将棋や囲碁、トランプなどは貸し出ししています。
マリナーズ・クラブ

一番驚いたのはグランドピアノの周りにぐるりとアクリル板があったことでした。座席も密を避けるため座れない場所もありました。
クラブ2100

アスカデイリーには夜に飛鳥オーケストラの演奏があると書いてあったので「実は踊れるのかも?」と見にいったらダンスフロアには椅子が置いてありました。絶対踊らせないという意志の表れと感じました。念のため夜にも見に行きましたが、やはり椅子はありました。


11F
パームコート

窓側の席はすべて窓を向き、対面では語らえないようにアレンジしてあります。スペースが多いので、アクリル仕切りはありませんでした。
e-Square(イー・スクエア)

PCルームを改装して様子が変わったので、元とは比べられませんがプリンタや担当クルーのいる場所がアクリル板で囲われていました。
シーホースプール(プールデッキ)

泳ぐことは禁止されていませんが、「ご利用のお客様」宛に、2m距離を保て、会話を極力控えろ、混雑時は使うな、短時間にしろ、タオルは使いまわすな、目洗いシャワーを徹底しろ、と「関白宣言」ばりの注意書きがあったので、これを乗り越えて利用するのにはパワーがいると思います。

デッキチェアー類はまばら、屋外ゆえ流石に仕切りのアクリル板はありませんでした。
プールのオモテ寄りのステージみたいな所に椅子とテーブルがあったので、座ってみました。コロナ禍テンポラリーの眺めだと思います。
リドガーデンとリドカフェ

入場の際列が出来る場合には密を避けるよう並びようになっていました。入口にシニアウェイターが立っていて、検温を受けたあとクルーに案内されます。
窓に向いて並んで座る席と、中央部や後方は2人席でいずれの場合もアクリル板で仕切られていました。
リドカフェの後部から出たデッキの部分は、通常であればテーブルがあり食べることが出来たのが、すべて取り払われかわりにロングチェアーが置いてありました。早く”日常”に戻って欲しいものです。


12F
グランド・スパ(大浴場)(←詳細はリンク先)

鍵を番台で受け取る方式にして同時入浴をMAX30名に押さえ、タオル類はロッカーの中に入っています。アクリル板で仕切られた洗面台からはアメニティー類がなくなりました。
フィットネス・センター

一番大変そうなのがここでした。従来は自由に使えましたが、利用可能時間が「6:30~7:30」「9:00~10:00」「10:30~11:30」「13:30~14:30」「15:00~16:00」「16:30~17:30」と区切られ、さらに15人までしか入れません。
ランニングマシンもバイクも1台置きにしか使えないようになっていました。

インストラクターに話を聞いたところ、記載された1時間の使用時間が終わったら全員を退出させ、すべての器具をアルコール消毒するそうです。コロナ禍の初期の頃、ジムでのクラスター感染があったためかこの業界のガイドラインも取り入れているとのことでした。
奥の間は大きなヨガマットが取り除かれてスカスカになっていました。広いマットでストレッチするのを楽しみにしていたのですが、現時点では常備されている1人用のマット(MAX3名まで)を使うしかありません。
フィットネス内で唯一マスクを外せる箇所が用意してありました。水分補給エリアです。フィットネス後方のドアは常に開放しており、ここまで徹底した対策を施している場所で感染してしまったら、とても運が悪いとしか言いようがありません。