20日目 12月28日(月) 終日航海日 日出5:58 日没19:11
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
曇り25.0℃20-40S 159-11W東7m/s23周--10km298周154km
船内情報講演等イベント他船の揺れプール
-餅つき大会長周期のゆったりした揺れ水張りなし
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F) リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(19:00)
冷麺洋食牛すじ煮込みセットカジュアル和食SINSKE コンサート
時刻改正のある日はどうも夢見が良くありません。夫が早く(と言っても8時近かったですが)起きてパームコートに行き、島が近いとすぐに戻って来ました。とり急ぎカメラを持たせて送り出し、テレビを付けると航路図で本船の行く手に島がありました。
朝一番に撮影するバルコニーからの写真に、終日航海日としては珍しくバリハイチックな島が写りました。すかさずいつもより早く船長の放送が入り、これはニュージーランドのラロトンガ島で南から左に見ながら北に1時間程接航するとのことでした。
私が部屋で身支度をしている間に、11Fの夫は2枚ほど撮影しました。船から撮影する写真は「船の構造物を入れるとよい」というセオリーがあるのですが、2枚とも構造物がメインであるかのような構図でした。
夫と合流し、12Fからしばし双眼鏡でワッチしました。仙人のような大きな変わった岩が見えました。30分ほど見物し、45分頃ゴハンを食べに行くことにしました。

二人揃ってリドの和食コーナーで揃えました。お味噌汁が熱々で美味しくおかわりました。

オークランドを出てまる4日間海ばかりだったので、久々に島影を見ながらの食事でした。本船で4日かかったということは、飛行機でも4時間かかることになります。
食べ終わって9時15分過ぎから再びワッチに入りました。海沿いには民家と、オークランドでも沢山咲いていたポフツワカ(ニュージーランド・クリスマスツリー)が見えました。

港とオイルタンクが見えたのですが、後で地図を調べたらここはクック諸島の首都アバルア近くで、オイルタンクの後方にはラロトンガ国際空港があったようです。

東京からオークランドまでは飛行機で10時間、そこから乗り継いで更に4時間となるとなかなか気軽に来られる場所ではありません。少し遠回りをしてこの島を見せてくれたキャプテンに感謝です。
9時半になる前に、本船は本来の航路に戻るべく右に転舵しました。10ノットそこそこのスピードでしたが、舵を急に切ったらしくちょっとフネが斜めになる感じがしました。
部屋のGPS航路図には島の半分をぐるりと回った航跡がしっかりと表示されていました。
私はプリント注文を回収しに行き、夫は午前中のダンス教室に一人で出かけて行きました。事前に顔を洗ったり色々気を使っているのは微笑ましいです。
私の方はここ数日続いている長周期の揺れにちょっとムカムカしたので、酔い止めを服用しました。これで復活し、夫の昼食に行きたそうなのに付き合うことが出来ました。
麺物 冷麺
 蕎麦粉を使用しております。
食事 麦ご飯 とろろ添え
香の物
デザート

私は軽食をチョイスしました。

鯛茶漬けセット

ラロトンガ島の近くで三つ葉と海苔の香り高い鯛茶は贅沢でした。

デザートはこんにゃくゼリーでした。
ゴハンが終わって、13時から二人でピアノの練習にたっぷりと一時間取り組みました。
14時からプールサイドで餅つき大会が始まっていたため、少し遅れて行ったところやはり「つき隊」は列が出来ていました。それでは、とまず食べる方を先に済ますことにしました。
ラインナップは定番のきなこ、あんこの他、いそべとからみもちでした。
全種類食べたかったですが、まだ昼に食べたものが残っていたので3種類だけセレクトしました。やはり杵つき餅は一味違います。
15分ほどしたら列がなくなっていたので、夫と順番について来ました。やはり餅つき大会は「餅をついてこそ」だと思いました。
その後ジョギングに出ました。最低限の12周(5km)と思っていたところ、「もう2周」「あと2周」と夫が小出しに延ばすので頭に来て「じゃぁフルで走ってやるぅ」とばかりに結局23周走りました。
大浴場ではサウナに10分入ってサッパりしました。今日は一日中プールに水がありませんでした。
ジャグージーの方まで水がないのは珍しいなと思ったら、不具合があるのかメンテナンス中でした。
本日のビールはニューカレドニアのNumber 1、夫はいつも通りキリンの一番搾りでした。
オツマミは陸で大事にし過ぎて賞味期限が過ぎてしまったイギリスの駄菓子「Monster Munch」のオニオンピクルス味です。そしてビールのオカワリはニュージーランドのサマーエールで、国際色豊かでした。
今日は夫が19時からのマリンバのSINSKEさんのショーを見ると言っており、また何人かとカラオケの約束もしているらしく、それだったら時間的にメインダイニングで食べたほうが良いだろうと思ったのですが、結局18時過ぎにリドグリルに上がりました。
やる気マンマンのグランドスラム(メニューに書いてあるものをすべて)注文です。ちなみに今晩のメインダイニングのメニューは「芹と焼き椎茸のお浸し」「平目の和風マリネ」「金目鯛かぶら蒸し」「鴨と茄子の朴葉焼き」「鰯つみれ汁」で、たんぱく質が全然足りませんでした。
まずは本日の定食、牛すじ煮込みセットが到着しました。一人前だけ頼んだので、クルーのレイさんが気を利かしてお箸を二膳と取り分け皿を持ってきてくれました。

続いてソース焼きそば、ビーフバーガーと海鮮バーガーでテーブルが溢れそうです。牛すじが美味し過ぎたので、ビールを注文してしまいました。この量を食べればさすがに満腹になります。

予定通り19時からコンサートに行きました。SINSKEさんはジョギング中に何度か話しましたがとても感じの良い青年で、その超絶技巧マリンバも素晴らしかったです。本船に乗船して来る講演の講師やエンターテイナーの中には挨拶すらしない人も多い中、爽やかな存在でした。
食事前に入れた洗濯物を乾燥機に詰め替えて、部屋に戻ると私の方はすっかりお休みモードになってしまいました。まだ20時前で、いつもだとゴハンが始まったばかりです。
カラオケに一緒に行こうと熱心に誘われましたが、申し訳ないと思いつつ何だか疲れていたので固辞し22時頃に寝てしまいました。モーレア島までは明日あともう1日走りますが、本船の速力は相変わらず14ノット台とゆっくりでした。