4日目 11月5日(木) 横浜 入港8:30 日出6:04
久々のクルーズの最終下船日ということで、緊張のためか6時過ぎに目が覚めてしまいました。本船は相模湾周遊をせず、伊豆大島の南を回ったみたいです。
だんだんと明るくなり始めた東京湾の入口にいる本船の、左舷前方には既に観音崎が見えています。
昨日は清水から見ていた富士山ですが、東京湾のこの位置だとかなり綺麗に見えました。せっかく早く起きたので、ひとっ風呂浴びに行くことにしました。
廊下に出るとまだ6時半になっていないというのに、7時締切の荷物が出そろっている感じです。が、よそはよそ、うちはうちとここは焦らず露天風呂を楽しんで来ることにします。
戻って最終パッキングとして、冷凍してあった生しらすと鯵の干物を衣類に包んでトランクの中央部に入れました。数日のクルーズでも荷物が多いのはジョギングウェアとシューズが嵩張るせいです。
予定通り7時きっちりにスーツケースをドアの外に置くことが出来ました。我が家のほかにもギリギリ派がいたようなので、これなら回収漏れになることもなさそうです。
ゴハンは11Fに食べに行きました。左舷のリドカフェエリアからは富士山が綺麗に見えています。
まずはベースセットの部分(サラダとヨーグルトとフルーツ)が運ばれて来ました。
本日のスープはグリーンピースで、少し遅れて到着しました。
飲み物はカフェオレにし、追加で小さいチョコレートデニッシュを持って来てもらいました。これとアンコデニッシュ(今日はなかった)は是非とも押さえておきたい味だったのに、昨日はすっかり忘れていました。
メイン部分のクロックムッシュ(左)は予想よりパン部分が大きくて、全部食べ切れず夫に手伝ってもらいました。熱々だったらもっと良かったと思います。
時刻はまだ8時10分前ですが、本牧ふ頭のコンテナターミナルが左舷前方に見えて来ました。ここまで来ると横浜ベイブリッジは目と鼻の先です。
いったん部屋に戻ってワッチ体制を整え、急いで11Fのビスタラウンジの所から外に出ました。ほとんどギャラリーがいない中、本船は7時55分にベイブリッジをくぐりました。入港時刻(9時)からするとかなり早めです。
まだ8時なのにクルーズが終わってしまう感が強過ぎるので、中に入ってエスプレッソを飲むことにしました。
ワッチは続きます。本当はタグボートなしでも動けるでしょうが、オモテに穂高、トモには山形丸が付いて本船が右回頭するのをサポートしています。
回り終わると後進して大桟橋にアプローチしますが、これがまたウルトラゆっくりしずしずと入って行きます。
後進から15分ぐらいかかってやっと着岸しました。係船作業を見守っている副船長に「また来月乗りますね」と挨拶しました。
3泊4日のクルーズはあっと言う間の短か過ぎですが、郵船クルーズが発売しているものの中では現時点では最長です。早く1週間ぐらいのが出て欲しいと思います。
9時前に部屋に戻り、バルコニーで頑張っていたGPSデータロガーとタイムラプスカメラを撤収しました。
バルコニーの機器は毎度放置して帰ってしまわないかと、主に夫がドキドキしてくれています。9時10分より10F右舷から下船が始まりました。
9F左舷の私たちに声がかかるまではまだちょっとあるかな、と最後にもう1度プールデッキに行ったり6Fに行ったりと結構うろうろしました。
そして部屋の忘れ物最終チェックを終えた9時25分頃、下船の順番がやって来ました。3日間過ごした部屋をあとにする寂しい瞬間です。
ちょっと出遅れたためか、すっかり人のいなくなった5Fで最後の検温を受けて下船しました。通常であればキャプテン以下オフィサーがお見送りしてくれるのですが、今回は感染症対策で割愛されています。
朝日に輝いている飛鳥Ⅱに「また(12月に)ね」と別れを告げました。クルーズが再開して本当に良かったです。
下船口にあるかと思った荷物はちゃんと大桟橋のターミナルまで運ばれていました。おみやげ分の1袋が増えました。
長く大桟橋に泊め置かれた飛鳥Ⅱですが、大勢の乗客を乗せて存分に大海原を走る日が早く来て欲しいと祈っています。
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