53日目 1月30日(土) 終日航海日 日出5:40 日没19:49
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
19.0℃39-12S 054-03W無風23周--10km782周419km
船内情報講演等イベント他船の揺れプール
月尾嘉男「日本が世界地図から消滅しないための戦略」-あまり揺れない水張りなし
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F) リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(18:00 / 20:00)
天麩羅重洋食ラーメン&ちまきセットカジュアル和洋折衷アルゼンチンタンゴショー
少し早く起きた夫が見た時は晴れていたそうですが、8時半に起きると、今日もここ数日間変わりり映えのない霧模様です。人間多少の変化がないとテンションが上がらないものだとわかりました。
GPS地図にはラプラタ川の出口の三角の部分(三角江)が見えていました。距離はまだ300マイル(550km)ぐらい先です。

あまりやる気が起こらなかったため、朝食は11Fの和食コーナーのものを軽めにしました。日によってぬるいことがあるものの、ここのお味噌汁は美味しいです。

パームコートに流れて夫が昨日のブリッジ教室の復習を始めました。周囲の感じからネットが繋がり始めたとわかりましたが、繋ぐと忙しいのでとりあえず繋ぎませんでした。
10時から月尾嘉男氏の講演「日本が世界地図から消滅しないための戦略」を部屋で見ました。
カルタゴの教訓「自国の防衛を他人に依存する危機」「経済本位では国家を維持できない」「他国の誹謗中傷の無視は危険」が染みて、夫も感心していました。
11時からのダンスをちょこっと覗いてから、15分開始のイグアス滝ツアー説明会に行きました。
場所は隣にあるコンパスルームです。「連れがまだ来ない」人がいたので予定より開始が遅くなりましたが、こういう時は「すぐに来ると思うので時間だし始めて下さい」と言うのが常識的な振る舞いだと思います。
参加者は37名と、最小催行人数25名、最大50名のツアーとしてはいい感じです。フライトの予定を見てびっくり、イグアスまではリオデジャネイロから直行便だと思っていましたが、行きも帰りも子供の頃に住んでいたサンパウロ経由の便でした。余裕があれば空港で何か買えるかもしれない、と思わずガッツポーズをしました。
飛鳥Uのツアーが凄いのは、現地のホテルはスリッパがないであろうと使い捨てのものを支給してくれたことです。至れり尽くせりの予感がします。ツアー出発までまだ1週間ちょっとあり、寄港地が4つもあるのをこなさなければなりませんが、とても楽しみです。
12時半くらいから走り始めたら、昼休みで全通していたデッキが半分の12周の時に片舷を150mぐらいを甲板作業で塞がれてしまいました。夫は折り返しを嫌って12Fで続きを、私は折り返しで残りを走り切りました。
終わって14時頃GPS地図を見るとブエノスアイレスがまた少し近付いていました。幅が広いので川をさかのぼるというよりは、湾の奥に進むみたいな雰囲気です。
ランチは13時半オープンのリドグリルでラーメンにしました。ラーメンはいつ食べても美味しくてホっとします。
デザートはコーヒーフロートにしました。これはアイスコーヒーを持って来てもらい、それをアイスクリームコーナーに自分で持って行って入れてもらう方式です。
15時になったので、練習する時間がなくなってしまうとピアノ会場(解放は16時まで)に向かい、ギリギリまで粘って1時間程みっちりと頑張りました。ピアノを習っていた頃は不熱心でお稽古に行ったらしばらく何もせず、前日になって申し訳程度に練習していた子供だったのに変わるものです。
その後は30分程の予定でウシュアイア以来再開したネットに接続しました。メールを取り、1週間分のツイートをし、夫ののブログも書き込みました。

「南極クルーズ(2016年1月31日)」
硫黄島を見ながら3時間分5,000円を買ったのが、ネット闇が多かったこともあって意外と持ったのですが、今日は久々で結構時間を消費してしまい、残り時間が少なくなり次はいくら分買うか真剣に悩みました。
思ったより時間のかかったネット接続から戻るとビールの前に洗濯機もかけなくては、とバタバタしている間夫はじっと我慢して待ってくれており、ようやく17時頃からビアタイムになりました。
日没は今日から20時より早くなりましたが、それでもまだまだ明るいビアタイムです。
ちなみにビールの前に洗濯しておくと、乾燥機さえ空いていれば18時のショーの前に詰め替えられるのでちょうど都合が良いのですが、「そんな(洗濯機をかける)ことは後にしろよ」と言われることもしばしばです。今日は飲むのを待ってくれてラッキーでした。
タンゴ教室で通訳してくれたバンドネオンの人もダンサーも皆感じが良かったので、平田耕治のバンドネオンとアルゼンチンタンゴショーに行きました。アルゼンチンタンゴはクセが強いという偏見がありましたが、このクルーズでそれはなくなり、むしろとてもカッコ良いと思うようになりました。
19時前に部屋に戻るとビシっとターンダウンがしてありました。最近あまりショーに行かないので、キャビンアテンダントの人は普段食事の始まる19時45分までターンダウンが出来ません。早く仕事を終わらせたいだろうとそのあたりはちょっと気を遣います。
<AMUSE>
スティクベジタブル チーズのディップ

今日は私の2011年の乗船記が大変参考になったと声をかけてくれた、西宮からのご夫妻との食事で、メニューはちょっと目先の変わった「和洋折衷」です。
<Appetizer>
鰻と牛蒡の赤ワイン煮
<From the Sea>
オヒョウのパン粉焼き サルサソース
<Main Course>
祝い鶏南蛮仕立て

これはもちろんオカワリしました。
<Soup>
トウモロコシと白味噌のポタージュ

白御飯 香の物
<Dessert>
ココナッツとパイナップルのケーキ ライムの香り チョコとココのアイス

21時半からはパームコートで「情熱のラテンギターナイト ラウンジ編」があったので、夫が聴きに行きました。でも後ろに乗船客の中でもかなり騒々しい類のオバサンが座ってしまったそうで気の毒でした。
私はネット接続を12時間分15,000円を買い足して、PCルームでツイッターをチェックしました。そして隣のパームコートからのギターの音色をBGMに、出来る範囲でツイッターに返信をしておきました。
久々にネットが繋がるとやはりそれに時間を割いてしまうのはあまりよろしくないようにも思います。バランスが難しい所です。
23時過ぎのGPS地図を見ると、ラプラタ川の河口には最短距離で行かず、直角に進入するような航路みたいです。東の方に日本の対蹠地図が描いてあり、真裏に近付いていることを実感します。
南極を挟んで9日間に及んだ連続終日航海日ですが、ようやくあと明日1日になりました。