さいごに
世界一周クルーズの翌日 7月16日(土) 日出4:36 日没18:57 
前の日の16時に預けた荷物が、早くも午前中に戻って来てしまいました。出発前に送った4箱+スーツケースに、おみやげ1箱と書類1箱が追加になりました。
ダンボールを開けてしまうと完全にクルーズが終わってしまうような気がして、しばらくグズグズしていたのですが、いつまでも現実に目を背けていられないので午後から片付けに入りました。
「飛鳥U」オリジナル菓子類が別便で届きました。ホノルル出港後に注文書が配られるので、出しておくとまとめて帰国日翌日に宅配便で届けてもらうことが出来ます。
各地で購入した物が純増分として、船内で買った新しい箱で持って帰りました。レゴブロックのマースクコンテナ船が目を引きます。
船内紙や寄港地ごとに配られるガイドや地図、寄港地で購入した雑誌、アマデアの船室にあったパンフレットなどで小さい箱1つになりました。意外と増えました。
かわいい物類

乗船当時姪達がそれぞれ小学4年生と2歳だったので、ぬいぐるみ等かわいい物をそこそこ買いました。クマはレイキャビク産と、カジノの記念品でもらった飛鳥Uクルーの2匹います。

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食べ物

クルーズ中にかなり消費していますが、そこそこ生き残りました。メキシコで買ったカップ焼きそばは、電子レンジでしか調理が出来なかったため已む無く持ち帰りました。写真には写っていませんが、何故かオイルサーディンを別々の場所で合計3缶も買っていました。

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ビッグアイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)

マカデミアナッツの入ったショートブレッドが美味しく、すっかりファンになり沢山買い込みました。配らなければと思いつつ、かなり自分で食べてしまいました。
ドラッグストア系

オードトワレや、日焼け止めローションは自分用です。白い箱はレイキャビクで買ったシリカ入りローションで、親戚用のおみやげにしました。
コスメルみやげ

何かの折に気軽に配れる価格帯のバッグを買っておきました。帽子は「メキシカン・サバイバルキット」のものです。
客室用スリッパとランドリー用バッグ

2週間ごとに補充してくれるので、その度に廃棄すれば良いものを、つい「まだ使えるから」と保管し続けていった結果結構なボリュームになりました。

欧州最北端ノールカップからの絵葉書
ノールカップのオプショナルツアーの一環で、絵葉書の投函サービスがありました。1通は小学3年生の姪宛に、1通は記念に残しておこうと夫宛にしました。ノルウェーの郵便システムは優秀で、5月29日に投函したものが東京に6月2日に到着していました。
《文面》
ヨーロッパ最北端に来ました。
南アフリカの喜望峰からはるばると北上してきたもんだと思います。
ノールカップは前に一度調べた程来てみたかったので嬉しいです。
楽しい旅をありがとうございます。
これから後半でちょっと寂しいけれど、
横浜までダンスが続いていることを祈りつつ、ノールカップにて
29/MAI/2011

この祈りが通じ、ダンス教室は無事コンプリート出来ました。

2011年10月中旬 世界一周クルーズ写真集の到着
これを見て、もう一度同じコースの世界一周クルーズに乗船したような気分になりました。浅井船長のログ(航海日誌)が興味深かったです。

「2011飛鳥U ワールドクルーズ写真集(2011年10月16日)」

統計資料
(2011年世界一周クルーズ写真集より転載)

飛鳥U2011年世界一周クルーズは
4月3日14:00横浜出港で開始、7月15日15:00神戸入港で終了。

●総航海距離は
横浜〜横浜:35,403マイル(65,566km)/横浜〜神戸35,762マイル(66,231km)
神戸〜神戸:35,407マイル(65,574km)

●総航海時間は
横浜〜横浜:2,123.7時間/横浜〜神戸:2,147.2時間/神戸〜神戸:2,124.2時間

●最南端到達点は
アガラス岬南方沖 35-05S、020-00E

●最北端到達点は
ノールカップ北方沖 71-20N、025-50E

●横浜港からの最遠点は
セントヘレナ島北方沖 15-51N、005-48W(横浜からの直線距離8,608マイル(15,942km))
ワールドクルーズ No.1 ランキング(船内紙アスカデイリー 2011年7月12日より)

人気No.1ツアーはホニングスボーグ半日観光(午後)で237名が参加したそうです。私達が参加した午前の部はバス4台分(推定100名超)だったので、ほとんどの乗船客が参加したのだろうと思います。

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数字で見る世界一周クルーズ(船内紙アスカデイリー 2011年7月13日より)

本船が焚いた燃料油(C重油)は8,700klとのことで、比重0.9として7,830トンでした。当時の燃料油価格は1トンあたり約700ドルだったので、フルクルーズ乗船客400名で割ると一人100万円がアブラ代という計算になります。飲まれたワインは1,962本で、うち14本を私達が消費しました。

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その後の夫のブログリンク先INDEX
投稿日付タイトル(リンク先)内容
2011年10月15日船友3ヶ月ぶりに同年代のご夫妻と再会
2011年10月28日船友22011年ワールドクルーズの同窓会。面倒見の良いリーダーに感謝
2011年11月7日飛鳥病本船との久々の再会。すべてが懐かしく愛おしい
2012年3月19日ロングクルーズにはまる理由ワールド後にワンナイトクルーズに乗船して
2012年3月25日リスボンの思い出イワシの塩焼き寄港地リスボンの乗船記をUPした記念にポルトガル料理屋へ
2012年4月12日飛鳥Uワールドクルーズ同窓会順調に第二回同窓会も開催されて
2012年6月27日アマデアについてアマデアの乗船記をUPしたのを機に客船のデザインを考えた
2012年7月1日あれから一年下船してほぼ1年の雑感
2013年12月29日飛鳥U 2015年世界一周クルーズ同窓会(若手部会)兼忘年会にて
2015年4月28日2011飛鳥U世界一周クルーズ乗船記乗船記のバックボーン部分を書き終わり、あとはまとめ編を残すのみ
妻「2011年のワールドは何が一番楽しかった?」
夫「部屋がまるごとアフリカやらヨーロッパに行ったんだもんなぁ、あれは凄いことだった。飛行機はセキュリティーやら税関やら煩わしいけれど、それが一切ないし、食いっぱぐれもないし」
妻「そこ !? 印象に残ったのはどこ?」
夫「ルーアン。キール運河。ヨーロッパはあまり知らなかったから」
妻「綺麗でお伽噺みたいだったものね。美味しかった食べ物は?」
夫「いや特に。海を見ながら飲むビールが最高だった」
妻「やっぱりバルコニーは必要でしょ?」
夫「…」

費用のことも
費用面ではクルーズ代金が一人550万円(Dバルコニー)、大変な金額ですが101泊で割ると1泊あたり約54,500円です。交通、宿泊、食事のすべての料金込みなのと、部屋と大浴場がまるごと地球の反対側まで行く快適さを思うと、もの凄く法外という訳ではないと思います。でもやはりスイートの料金は別次元です。

夢のように毎日冷蔵庫にビールが補充され、ダイニングと同じ食事をルームサービスでも食べられるそうです。また、Aスイート以上はプレミアムダイニング「プレゴ」で(たぶん)ワンランク上の食事とダイニングサービスを受けられます。さらにロイヤルスイートはPCが備え付けてあって、ネットに繋ぎ放題だそうです。宝くじに当たったらとりあえずAスイートには乗ってみたいと思います(写真は2010年11月の説明会の時に見学したAスイート)。
客室タイプ早期割引代金通常旅行代金客室面積バルコニー*1泊あたり
K ステート3,900,0004,350,00018.4m²-38,500
F ステート4,400,0004,950,00018.4m²-43,500
E バルコニー5,200,0005,800,00018.7m²4.2〜5.9m²51,500
D バルコニー5,500,0006,200,00018.7m²4.2〜5.9m²54,500
C スイート8,600,0009,600,00027.3m²6.2m²85,000
A スイート10,800,00012,000,00037.2m²8.6m²107,000
S ロイヤルスイート22,500,00025,000,00071.7m²16.5m²223,000
*同型船クリスタル・シンフォニーの数値より推定
船上で精算した金額は約85万円で、うちオプショナルツアー代金が2人で50万円と大半を占めました。アマデアの2泊3日(2人で34万円)が響きました。このクルーズでは直前の航路変更があったにも係わらず、乗船したことのお礼として1人20万円のオンボードクレジットが付いたのがとても大きく、実際の支払いは45万円で済みました。

嫌になるほど時間かかりました
日付更新内容
2011年11月サイトデザインと技術問題のクリア
2011年12月トップページ、準備編、ツイッターログ、夫のブログインデックス
2011年12月〜2012年3月寄港地編 横浜〜リスボン
2012年04月Google Earthデータ公開
2012年4月〜2013年1月寄港地編 ルーアン〜レイキャビク及びアマデア乗船記
2013年2月〜2013年6月(別の乗船記を書くため中断)
2013年07月〜2014年8月寄港地編 ニューヨーク〜神戸
2014年09月ダンス教室編
2014年10月〜2015年4月終日航海日編
2015年05月まとめ編 寄港地/雑記帳
2015年06月まとめ編 備忘録/出会った客船/インデックス集
2015年07月まとめ編 飛鳥Uについて/さいごに

この他、出会った客船の拡張版として「出会った商船」「出会ったフェリー(ドーバー、ワルネミュンデ、ストックホルム)」も作りたかったのですが、自分以外は誰も興味がなさそうなので涙を呑んで割愛しました。

寄港地編を書き終わった時と、終日航海日編を書き終わった時、両方とも「楽しかったクルーズが終わって日本に帰って来てしまった」と帰港の寂しさを味わいました。本当のクルーズの後、PC上で2回世界一周をし、ついでに写真集を見てもう1周したので、4年間かけてずいぶん何度も楽しめたと思います。

さいごに
旅行で3ヶ月間家を留守にするのは大変なことだと思います。マンション住まいなのでセキュリティー上の心配はそれ程ありませんが、たまる郵便物や、この時期は自動車税や固定資産税の支払いをしなければならず、母の協力が不可欠でした。義母は高齢ではありますが、何よりも身内に介護が必要な者が誰もおらず憂いなく出かけられたのは有り難いことでした。

サラリーマンの夫とサラリーマンだった私が、世界一周クルーズに行くことが出来たのは幸運なことでした。安全運航に努めたキャプテンやオフィサー達、快適に過ごせるよう気を配ってくれたクルー達、それから何かのご縁で同じフネに乗り、一緒に楽しい時間を過ごした船友(のお兄様方とお姉様方)に感謝の意を表しつつ、2011飛鳥U世界一周クルーズ乗船記の作成作業を終わろうと思います。【2015年7月記】