2010年4月 中間金の請求

旅行代金の20%の請求書と一緒に、2010年世界一周の日程表(冊子のコピー)や、エンターテインメントガイド(船内で配られる冊子のコピー)が送られて来ました。これでフォーマルの日数(7日程度)や、どういう講師、エンターテイナーが乗船するのかをイメージすることが出来ました。

2010年5月 中間金の支払い

中間金の支払いをしました。まだ普通に会社勤めをしている中、翌年の長期クルーズのためにまとまった金額を支払うのは不思議な気がします。月の初めに「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」の上海・韓国周遊クルーズに乗船したのですが、一年後には飛鳥Uで地中海を…、などと夢想しているうちに漸く夫もその気になってきたようです。

2010年6月 特別企画オプショナルツアー発表

「飛鳥クルーズ就航20周年記念 特別企画オプショナルツアーガイド」と申込書が到着しました。旧飛鳥「アマデア」に乗船する2泊3日のツアーとそれに付随する日帰りツアーほか、「スイスアルプスと鉄道満喫(6泊7日)」「動物の楽園ケニア(6泊7日)」「南米2都市とイグアスの滝(6泊7日)」「マチュピチュとナスカの地上絵(5泊6日)」が紹介されていました。ケニアやイグアスも魅力的ですが、費用を払った上フネを7日間も離れるのはもったいない気がします。

2010年7月 特別企画オプショナルツアー申し込み

7月1日からの受付だったので、「アマデア(初代飛鳥)で航くキール運河の旅(2泊3日)」の申込書を張り切って郵送しました。初代飛鳥自体にさほど思い入れはありませんが、飛鳥Uでは航行出来ないキール運河は魅力です。締切は8月18日で、キャビンタイプ「Dデラックスルーム」EUR1,380-(2名1室)にしました。それから、アマデアがワルネミュンデに午前中に到着し、飛鳥Uが午後に到着するまでの間は無料の「ロストック観光」他、有料のリューベックとシュヴェリン城観光、ベルリン観光A、ベルリン観光Bが用意されていました。二人ともベルリンには行ったことがないので、ベルリン観光A(Bでベルガモン博物館に行く時間をAは買物時間に充当する、EUR148-)を申し込むことにしました。

2010年9月 海外旅行保険案内

海外旅行保険の案内が郵送されました。夫は慎重なので加入派、私は確率論で入る必要がないと思う派なのですが、この案内に掲載されている保険は保障が手厚い分保険料も高額だったので、とりあえず放置しておきました。メイン保険に、クルーズ取消費用補償特約を付けることも出来るようです。

それから、7月に申し込んだ「アマデア」と「ベルリン」のツアーは希望通りの予約が取れた由の予約確認書が到着しました。「飛鳥U」に較べたら「アマデア」の定員は少ないので、皆がこぞって申し込んだら大変だと思ったのですが杞憂でした。

2010年10月20日(水) オプショナルツアー説明会

2011年飛鳥U世界一周クルーズの、通常のオプショナルツアー説明会が開催されました。会場は丸の内の日本郵船ビル14Fです。会社は午後休にして、夫と二人で参加して来ました。受付は14時半からでしたが夫が待ち合わせ時間の14時40分よりも更に遅れてやって来たため、ほとんどの席は埋まってしまっていました。席につくと「寄港地ガイド」と「オプショナルツアーガイド」が置いてあり、コーヒーと苺のショートケーキが配られました。コーヒーは予想していましたが、ケーキまであったのはラッキーでした。

15時から16時半、26の寄港地のツアーや、オーバーランドツアーが駆け足で説明され、脳内世界一周をしたような感じです。意外と終日航海日が多いと改めて思いましたが、地中海のあたりは毎日寄港なので忙しそうです。どうしても行きたいオプショナルツアーに目印を付けたり、説明のメモを取ったり、写真を見ているうちに「いよいよ行けるんだ」と実感が沸いて来ました。

この日の説明を聞いて外せないポイントとして、エジプトのアレキサンドリアからピラミッドに行き、通常の閉館後に本船のツアー客専用に貸切になる考古学博物館に行くツアー、ナポリからのツアーはポンペイとナポリツアーかカプリ島の青の洞窟ツアーのどちらにするか、リスボンからは路面電車貸切ツアーか欧州最西端のロカ岬にするか、などとメモに書き留めておきました。

2009年10月 残金の支払

クルーズ代金から申込金と中間金を差し引いた、残金の支払期限がきたので振込みました。いよいよ後戻りは出来なくなりましたが、会社は無事円満退職出来そうです。実際には11月4日以降のキャンセルで、所定のキャンセル料がかかって来ます。

2010年11月中旬 健康アンケートの提出

70歳以上の場合はアンケートに加えて診断書を提出しなければならないようです。医療設備の限られた船上で3ヶ月も生活するのですから当然のことなのかもしれません。

2010年11月20日(土) 船内生活説明会および船内見学会

スケジュール
10:00 乗船
10:15 船内生活説明会(6Fデッキ中央 ハリウッドシアター)
11:00 船内見学(客室・パブリックスペース)
12:00 昼食(5デッキ フォーシーズンズダイニングルーム)
13:00 相談コーナーOPEN(船内生活、パソコン・通信、ツアー)
14:00 最終下船
この日は3年ぶりに飛鳥Uの船内に入るということで、朝から張り切って夫の運転する車で横浜に向かいました。既にクリスマスムードの飛鳥Uは雰囲気があり、ここで3ヶ月以上暮らせるのかと思うと夢のようです。最初に、配られた「飛鳥Uクルーズガイドブック」「飛鳥U2011世界一周クルーズ 船内生活ガイド」を使いながら、本船のクルーズコンサルタントから船内生活全般の説明がありました。

マグネットや洗濯バサミなどクルーズに持って行くと便利な物の紹介は大変参考になりました。船のキャビンは鉄で出来ているので、壁は冷蔵庫状態にマグネットを貼ることが出来るのです(ただし上に壁紙が張ってあるのである程度の磁力が必要)。船内誌「アスカ・デイリー」を貼ったり、筆記用具やちょっとした小物を入れる用に、100円ショップで色々と仕入れて持って行くことにしました。

この後、何組かに分かれてパブリックスペースの見学ツアーになりました。一度乗船したことがあり何となく様子はわかっているので、適当に流していました。そして客室も見せてくれたのですが、Cスイート、AアスカスイートからSロイヤルスイートまで見ることが出来ました。広々として豪華ですが、値段的にはC8.6百万円、A10.8百万円、S22.5百万円と完全に別世界です。そして自分達の部屋カテゴリーであるDバルコニーを見せてくれたのですが、その部屋は何と「9028」。偶然にも私達が3ヶ月過ごすことになる部屋でした。エレベーターに近いので順路的に丁度良かったのだろうと思います。通常のクルーズとは違う長期用のアメニティー類をしっかりと写真に収めておきました。長期用は家庭用とほぼ同じサイズでシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、歯磨きがあり、化粧水、乳液、クレンジングまで用意されるのはとても便利です。

見学の後は丁度ランチタイムになりました。5Fの「フォーシーズンズダイニングルーム」で、順番に「野菜のブイヨンスープ」「グリーンサラダ」「ビーフシチュー飛鳥風」「アイスクリーム ホームメードクッキー添え」です。ビールやワインが振舞われましたが、車だったので残念ながら飲めませんでした。

食事も予定通り1時間ほどで終了し、相談コーナーに向かいました。まず、IT関連の所で
Q.持ち込んだ無線LANのPCは直接ネットに接続出来るのか
A.セキュリティーの関係で対応していない
Q.WEB閲覧用のPCはUSBメモリを使用可能か
A.使用しても良い
とのことでした。

それから船内生活全般のところで、寄港先の通貨両替はフネで対応するのか聞いたところ、パック販売をするとのことでした。最後に、念のためではありますが、アルコール類を持ち込んでも良いか確認したところ、キャビンで消費する分はいくらでも構わない、とありがたい回答を得ました。数年前の年末年始クルーズに乗船した時には、1杯400円のビールを割高に感じたので、みみっちいですが少しは持ち込もうかと思います。

2010年11月下旬 オプショナルツアー申し込み

どうしても外せない観光地はツアーに乗っかるが、公共交通や言葉の問題がない場合は自分達で行ってみる、というポリシーで以下の通り申し込みました。夫はジョギングする時間がなくなってしまう1日観光を避ける意向があり、リスボンは走って回ろうとツアーは却下になりました。

No.日付寄港地ツアー名健脚度旅行代金
14月15日コロンボスリランカコロンボ半日観光(午後)一般USD52-
24月20日サラーラオマーンサラーラ半日観光(午前)一般USD94-
34月27日アレキサンドリアエジプトクフ王のピラミッドとカイロ1日観光健脚USD384-
45月3日ピレウスギリシャアテネ有料連絡バス一般EUR26-
55月6日ナポリイタリアポンペイ遺跡半日観光(午前)一般EUR74-
65月29日ホニングスボーグノルウェイノールカップ半日観光(午前)一般EUR168-

申込用紙の1枚目はシンガポールからバルセロナ、2枚目はリスボンからホニングスボーグ、3枚目はレイキャビクからホノルルのツアーが記載されていたのですが、私達の場合は1枚目から5ツアー、2枚目から1ツアーという風になりました。3枚目を提出しなかったので、旅行会社から念のために「3枚目はなくても良いのか」確認が入りました。

2010年12月 オプショナルツアー予約確認書

申し込んだすべてのツアーの予約が取れたそうです。催行されるツアーであれば、この最初の段階で申し込めばほぼ間違いなく取れるのだろうと思います。

2010年12月 渡航手続き案内

アメリカ入国のためのESTA(米国電子渡航認証システム)の取得に関する案内が来ました。旅行会社に頼むと一人6,450円も手数料がかかるため、自分でネットから取得することにしました。ただし、この時点ではまだESTAが有効だったため、3月になってから手続きをすることにします。