セレブリティ・マーキュリー アラスカクルーズ乗船記(2008年7月19日)

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7日目 航海日(インサイド・パッセージ)
昨晩時刻改正が行われ、時計を1時間進めてカナダ時間に戻りました。例によってゴソゴソした夫に時間を尋ねるともう9時だとのことだったので起きることにしました。が、本格的に起き上がったところ実はやっぱりまだ8時でした。これは、昨晩時刻改正に合わせてキャビンの時計が自動的に1時間進んだのですが、時計はバンクーバーを出港した時からずっと変わらずカナダ時間指し続けていたため、カナダ時間+1の9時になっていたのでした。
数日前アラスカ時間に改正になった時、キャビンの時計は調整されなかったのですが、要するに単に調整するのを忘れていただけだったようです。船は相変わらず小刻みに揺れており、風速はまだ17ノット(8m/s)も吹いていました。

昨晩のディナーがまだもたれていたのと、10時45分からメインダイニングでブランチが始まるため、朝食はコーヒーのみに留めておきました。部屋を出てすぐの階段を上るとそこに「パームスプリングス・カフェ」があり、コーヒーを気軽に汲みに行けるので便利です。セールで買った保温マグカップが大活躍でした。

10時15分からは下船の案内があるというので、二人で6F「セレブリティ・シアター」に聞きに行きました。クルーズ・ディレクターのジェフの軽妙なトークによる説明はとても分かりやすかったです。
説明に入る前のトークで今回のクルーズで受けたおかしな質問ベストテン、というのがありこれまた面白かったです。半分も覚えていませんが@このエレベーターは船の前の方にに連れて行ってくれる?Aクルーはここに住んでるの?Bトレイルツアーに申し込んだ人が「このツアーは歩きはあるの?」Cトイレの水は海水?

この後各セクション毎にクルーの紹介があり、大いに盛り上がりました。単なる下船案内だと思って夫に一人で行ってもらっていたら見過ごすところでした。後で船内新聞をよく見たら「Bring Your Cameras !(カメラ必携)」と書いてありました。

その後、12時前にメインダイニングに行った所、美しく盛り付けられた料理や果物、デザート類が私達を迎えてくれました。朝食は抜きでしたが、ここであまり食べると夜に差し障るのでかなり控えめに留め、デザート類などは見るだけで我慢したのでした。

なお、以前はセレブリティ・クルーズでは今回の様なビュッフェを「グラン・ビュッフェ」として夜中に行っていたようですが、実際に食べる人が少なかったため、この夏(2008年夏)からブランチに変更したようです。

氷の彫刻乳製品(手前)とシリアル類(奥)ハムとチーズ類は種類が豊富
スモークサーモンとベーグル前菜類その1前菜類その2
卵類。手前はエッグ・ベネディクト骨付きハム肉料理と付け合せ類
フレッシュサラダパン、デニッシュ、ドーナツ類色鮮やかなフルーツ
チョコレートの龍美しいデザート類同じく、反対側から

夫はフルーツ中心、私は焼き野菜、それからハムとスモークサーモンは切り分けてもらいました。テーブルは自由席だったので、いつも食べる場所の上のフロアに案内されました。

料理に未練を残しつつ、やはり夜に取っておかなくては、と部屋に戻る途中、アートギャラリーでは懐かしいアニメの作品を展示・販売していました。この日本のアニメはアメリカでも「スピード・レーサー」というタイトルで有名です。

その後、部屋でのんびりした後、外は雨で走れないことから11Fスポーツジムのマシンで走ることにしました。このマシン(トレッドミル)は一番オモテにあってフネの進行方向に向かって走ることが出来るためかなりいい気分でした。

私はマシンはあまり好きではありませんが、最初は空いていたマシンが徐々に混み始め、一度止めると次に回ってくるまでに時間がかかりそうだったため、400mトラックを25周、10,000mを走破しました。
部屋に戻ると、ハーマンがティータイムのお菓子と、気を利かして緑茶を置いていってくれていました。
シャワーしてさっぱりした後は最後のビールタイムです。ジュノーにいる時に飲んだ「アラスカン」が美味しかったので、今回は2本程夫に買いに行ってもらいました。明日の今頃はもう東京行きの飛行機に乗っているのかと思うと寂しい限りです。
ハーマンが持って来てくれたカナッペはいつもどれも美味しかったです。ビールは部屋の冷蔵庫のハイネケンを追加で空けてしまいました。
どうやら雨は上がったようです。食事開始の18時めがけて、本クルーズ最後のディナーを食べに行きました。

Appetizers

  • Ceviche of Scallops, Tomato, Cilantro, and Jalapeño


  • Chicken and Jack CHeese Quesadilla
Soups

  • Cream of Chicken with Carrots and Leeks


  • French Onion Soup★
Salads

  • Hearts of Lettuce, Sliced Tomato and Red Onion Rings


  • Seasonal Lettuces, Cucumber, Chopped Hard Boiled Eggs and Scallions★
    結局本船では毎晩メインダイニングに通った結果、一度も禁酒日がありませんでした。
Entreés

  • Penne Pasta
    Basil Pesto, Fresh Tomato Concassée, Kalamata Olives and Parmigiano Reggiano Cheese Shavings


  • Grilled New York Sirloin Steak
    Potato Gratin and Creole Spiced Butter
Desserts

  • Raspberry Sorbet


  • Floating Island, Vanilla Sauce and Cruncy Caramel★

食事を終わった20時には天気が変わって晴れてきており、部屋から再び美しい山々を眺めていました。しかし今日は23時までに荷物をまとめてドアの外に置いておかなければならないため、のんびりもしていられません。
とりあえず本船から最後のネット接続をしに通い慣れた6F「アイ・カフェ」に下りて行きました。持参したウルトラモバイルPCは「それウィンドウズのパソコン?」「そう」「凄い!どこのメーカー?」「日本の富士通」みたいな感じで常に注目の的でした。
部屋に戻って21時からのショーまでの30分の間に1つめの荷物を作りました。残りはショーのあと、作る必要があります。
ショーは前々日に延期となった、「Dance Around The World」でした。まぁ、それなりに面白かったです。
ショーが終わると、外は日が沈んでいて、名残惜しくデッキを歩きました。シトカから夕方ぐらいまではかなり揺れましたが、フネは外海からバンクーバー島の陰に入りすべるように進んでいました。
さて、部屋の戻ると必死のパッキングです。大きな船で早朝の帰港の場合、このスーツケースの締め切り時刻が前日の夜となり、とても不便ですが、これは仕方ありません。1週間前にウキウキと詰めた荷物をすべて片付けて、23時ちょっと過ぎに無事パッキングを完了しました。午前中の下船説明の時、クルーズディレクターのジェフが「クルーにはナイショだけど、23時締め切りはホントの所は0時位までヘイキですから!」と言っていたのに、夫が急かすのでちょっとムっとしました。

最後に夫がどうしても7F「パビリオン・ナイトクラブ」を見に行きたいというので付き合いましたが、踊るのかと思ったら雰囲気を覗いただけでした。通り道にあった「フォーチュンズ・カジノ」には興味がないので(避難訓練の時を除いて)一度も行きませんでした。

明日の朝は早いため、あまり夜更かしも出来ない気分ですが、7F「コバ・カフェ・ミラノ」では「まだまだこれから」という雰囲気がありました。