1日目 12月10日(木) 横浜 出港14:00 日没16:30
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計 距離累計
曇り15.0℃35-27N 139-39E東南東3m/s ---0km0周0km
船内情報講演等イベント 他船の揺れプール
-横浜港歓送セレモニー&セイルアウェイ・パーティ/鏡開き東京湾を出た21時過ぎからはわりと通常色
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F)リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(21:30)
和定食洋食ステーキセットカジュアル洋食スタッフ紹介
クルーズの申し込みをしてから出港までの時間が1年4ヶ月と短めだったため、指折り数えるというよりはあっと言う間にやって来たクルーズ当日です。前の晩も行ける気が全くせず、また持って行く物について忘れ物がないか、既に送ったものの中にモレはないかと前回よりも心配事が多いように感じます。
横浜大桟橋での乗船受付は10時30分開始なので、逆算して9時10分に家を出発することにしています。早めの6時に起きて頑張りましたが、それでも時間が足りず結局出たのは9時30分になりました。東京駅まではタクシーです。
東京駅に着くと10時2分発の東海道線に乗れそうだったので、ホームに上がると電車はまだいませんでした。そう言えば東海道線は宇都宮線等と繋がって運転するようになってしまったため、東京駅は始発ではなくなったのでした。と、向かいのホームを見ると10時ちょうど発の特急踊り子号が発車を待っています。夫の即断で乗車することになりました。特急券は一人510円で、横浜には普通列車より6分早く到着します。
横浜駅から大桟橋はタクシーを利用します。横浜駅のコンコースを東口に抜け、わかり辛いタクシー乗り場を目指しました。
結局大桟橋には10時50分に到着しました。喫茶スペースがあるのは前回同様で、2011年世界一周クルーズで一緒で、今回もフルクルーズに乗船する2組のご夫妻も既に到着していました。見送りに来てくれたもう1組のご夫妻を交え、しばし談笑と記念撮影をしました。その最中にJTBの人が私達を見つけてくれ、乗船カード等一式を持って来てくれました。
もちろん外の姿も撮影しなくてはなりません。一度中座して、スロープを掛け上がってまず後ろ姿を写しました。前から見た姿は逆光になっていたので船首の方に歩くのも面倒だし、と撮影しませんでした。
ではそろそろ、と出国審査を通り、右舷付けの飛鳥Uを見ながら大桟橋の通路をボーディングブリッジに向かうこの瞬間はやはり感慨深いです。また100日間のクルーズに行けるのです。

ボーディングブリッジの中には飛鳥Uが世界一周クルーズで寄港した港のパネル写真が飾ってあります。前回のクルーズのことも思い出しつつ、この高揚感を夫と共有しようと思ったのですが。

カメラを持たない夫はスタスタと先に行って、あっと言う間に乗船してしまいました。時刻は11時30分と受付開始時刻からほぼ1時間が過ぎていました。
遅れて乗船すると、ピークを過ぎていたせいかアスカプラザの部分にはほとんど誰もいませんでした。郵船クルーズ本社の人が出迎えてくれていました。クルーズディレクターの小川さんに愛想を振りまいたあと、勝手知ったる状態で部屋をめざしました。
これから100日間を過ごす9F「9032」号室です。前回の「9028」から2つ後ろに下がった位置にあります。初めての部屋ですが、キャビンの間取りは前と同じなので、全く違和感はありません。宅急便で送った段ボール4箱と段ボール収納ケースがしっかり届いていました。
ベッドのアレンジは指定通りくっついた状態です。その上に今回のクルーズ特典である赤いパルカと、飛鳥クルーズ25周年のロゴ入りクッキー、南極南米ワールドクルーズ記念ピンバッジと横浜港湾局からマグネットクリップが置いてありました。

洗面所にはロングクルーズ用のアメニティが置いてあります。バスタブの水栓が変わって、給水がタイマーで自動的に止まるようになっていました。クルーズ中どの位この浴槽を使うかわかりませんが、これは便利な機能です。

懸案の(でもないけど)チューハイ2ケースも無事配達されていました。ひとまず安心です。
とりあえずはまず当日持ち込んだスーツケースとキャリーケースを片付け、変なシワが付いていないか気になっていた着物を取り出しました。次に箱を片付け始めました。前に一度経験があるので割とイイ感じに片付いていきそうです。
が、正午を回って夫が「腹が減った」とウルサイのを切りの良いところまで待たせ、12時15分過ぎ11Fのリド・カフェに行きました。顔見知りのフィリピン人クルー達に「マガンダン・タンハリ(お昼頃のこんにちは)」を炸裂させました。
もちろん軽くデザートも食べることとし、飲み物はエスプレッソを持って来てもらいました。
13時からは避難訓練があるので、それまでの間は部屋で引き続き作業です。洗濯物部屋干し用のポールもエアコンの噴出し口の所にいい感じでセット出来ました。
13時からの避難訓練は自分のキャビンのある側(左舷)のデッキの指定された場所に集合するので、みなとみらいを見ながらでした。

20分過ぎに終わって反対舷に移動し、半過ぎから出港セレモニーが始まりました。

大桟橋には見送りの人が一杯で、旅行会社の横断幕も賑やかです。JTBの人達もいたので、力一杯手を振りました。
出港時刻15分前にようやくスパークリングワインが配られました。このグラスは以前はガラスだったのが、樹脂製になっていました。この方が気を遣わないで良いと思います。
出港時刻が迫り、配られた紙テープがどんどん大桟橋に飛んで行ってとても華やかです。本船はするすると離岸し始めました。そして待機していたフィリピン・バンドのナマナが蛍の光を演奏し終えると、セイルアウェイのダンスが始まりました。1曲は「ダイアナ」です。
2曲目は「バケーション」がかかりました。両方ともほぼレパートリーに入っているので、クルー達と楽しく踊りました。

その分写真撮影が留守になってしまい、出港時の情景はほとんど写せませんでした。

ベイブリッジをくぐり終わってから部屋に戻りました。今回はリピーターが凄く多いらしいのですが、ベイブリッジの写真を撮影する人があまりいないのを見て納得しました。
段ボール収納ケースを4つとも組み立て、出て来た衣類を順番に詰めて行くことにします。機械作業ですが、1時間も持たずに夫ともども飽きてしまい、「船でも見に行くか」という夫の一言でいそいそと11Fのビスタ・ラウンジに行きました。

天気があまり良くなく、折角の東京湾航行はいまいちで、こういう空の色だとテンションが上がらないのは仕方のないことです。

15時25分頃、栗林商船のRORO船「神王丸」と行き交いました。苫小牧と東京間をサービスしています。丸の中に漢数字の「七」の入ったファンネルが特徴です。
帰りに一旦6Fに下りてビールを1ケース調達しました。まだ15時台なので、晩に飲む頃には少しは冷えてくれるでしょう。
アンパッキング作業は16時半頃終了しました。デスクの一番下の深い引き出しは、オツマミ類入れにしました。
すっかり日が暮れて暗くなった中、夫が目ざとく客船を見つけました。昼過ぎに伊豆大島を出てきて東京港に向かう、東海汽船の「さるびあ丸」でした。

PCコーナーをセットアップしている間に夫がビールを飲み出し、そして気絶してしまいました。

そろそろ大浴場へ行ってさっぱりしようと思ったところ、いつも通り19時からクローズかと思っていたら今日のみ18時からの1時間クローズになっていて、行きそびれてしまいました。出鼻をくじかれた感じですが、仕方なく部屋のお風呂をためました。早速水栓のタイマー機能が生きました。
食事は19時45分の2回目ですが、19時15分からロングクルーズ恒例の鏡開きがあります。ギリギリに行ったので、やや後方から見ることになりました。
樽酒が振舞われたので、乾杯の1杯を飲み干したあと、オカワリをもらいに5Fに下りて行きました。先ほどの睡眠から復活した夫は調子に乗って3杯も飲みました。
ダイニングの入口では2回目の食事の人がオープンを待っています。と、ここでクルーズコーディネーターの江頭さんから、夫のブログを読んでいて、つい最近コメントをしてくれたご夫妻を紹介してもらいました。素人の徒然ブログですが、こうした出会いがあると嬉しいものです。

「航海安全祈願(2015年12月8日)」
夕食は予てから約束していた通り、2011年のクルーズ(私達を含む)3組で食べることになっています。6人だと言うと真ん中の辺の丸いテーブルに案内されました。
私は極限まで我慢したビール、夫はさっき一人でビールは飲んでいるのでいきなりアスカサケを注文し、全員で乾杯しました。
Amuse

茸のパルミジャーノグラタン
Appetizer

帆立のマリネ 菜園風
Soup

ジャガイモのポタージュ
From the Sea

かさごのポワレ パプリカのクーリー
Main Course

じっくり煮込んだ牛ほほ肉のシチュー
トリュフの香り★(シェフのお薦め)

鱈のスープ仕立て
Dessert

苺のマリナード エストラゴンアイス添え

エスプレッソ

知り合いとの食事ということで、楽しく過ごすうちあっと言う間に21時を過ぎてしまいました。21時半からはギャラクシーラウンジでスタッフ紹介があるので、そのまま6人でなだれ込みました。
前回は役割分担も顔もほとんどわからないまま過ぎてしまいましたが、今回は顔見知りのクルーが沢山いる分楽しく感じました。
ここで今晩はお開きとなり、部屋に戻るとターンダウン(ベッドが寝られる状態にセット)してあるありがたさです。
フネは八丈島を右前方に見ながら進んでいます。21時過ぎから揺れが大きくなり、キャビンの家具もギシギシと音を立てるようになりました。この時期の北太平洋はやはり揺れます。
最後にメインパソコンにスピーカーをセットしてから、就寝しました。無事クルーズに出発することが出来てホっとしました。