2日目 12月11日(金) 終日航海日 日出6:26 日没16:41
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
曇り22.5℃30-02N 140-25E東南東14m/s-8km-8km0周8km
船内情報講演等イベント 他船の揺れプール
-船内生活オリエンテーション/社交ダンス教室説明会前線通過後かなりでよろける程。バッグ有り水なし
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F)リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(19:00)
黒豚しょうが焼き洋食うどんセットカジュアル和食西川啓光プレゼンツ 伊東圭祐 津軽三味線コンサート
寝ている間クローゼットあたりのギシギシという音が気になり、疲れていたのに早くに目が覚めてしまいました。まだ船旅の揺れや音に身体が慣れていないようです。

バルコニーから前方を見るとオモテが時々波に突っ込んで、ドッカーンと盛大な波しぶきをたてていました。これは揺れる訳です。

クルーズ最初の朝食は11Fのリドカフェを選択しました。前回のクルーズの時同様一番船首寄りにある階段で11Fに上がり、プールサイドを抜けて行こうと思ったところ強風のためまさかの通行止めでした。
知っていれば最初から9Fの通路で真ん中にある階段を使ったのですが、「通行が必要な方は10DKの廊下をご利用下さい」ということなので、普段滅多に通らない10Fに一旦下りてからリドカフェに向かいました。

夫は定番のレモンティーとトースト、私はカプチーノを頼みました。好物のツイストバター・ブレッドの感じが変わってしまっていてイマイチでした。もしかしたら似て非なるものだったのかもしれません。

8時半頃部屋に戻る途中、エレベーターホールにエチケット袋が置いてあるのに気付きました。揺れがひどい時にはこうして置いてあるので、ひとつの目安になります。出港翌日からこれが出るとは、流石名にし負う冬の北太平洋です。

10時からギャラクシーラウンジでの「船内生活オリエンテーション」に参加しました。各種教室の講師の先生達を見たかったからです。スタッフキャプテン、ドクター、チーフパーサーから順番に船内生活についての説明がありました。ドクターは二人乗船しているうちの愛想のない方で、前回大西洋横断中に診てもらった人でした。
乗船前に予め配られていた「エンターテイメントガイド」に載っているので、どういう講座があるのかはわかっていたので、特に興味のある「ダンス教室」「コントラクトブリッジ教室」「着付け教室」の先生達をチェックしました。夫は「ピアノ教室」にかなり前のめりです。
次は11時から同じ6Fのハリウッドシアターでそのダンス教室のオリエンテーションがあるので、そのまま向かいました。窓の外は迫力の北大平洋の冬のうねりです。
ダンス教室の講師は前どこかのクルーズで見た人で(後日調べたところ2014年7月九州島めぐり・長崎花火クルーズでした)、以前の先生と違い午前を初心者、午後を中級者向けときっちり分けるようでした。早くも夫が拒絶反応を示し始めたのが気になります。
30分程で説明会が終わり、部屋に戻るとオプショナルツアー用のイヤホンガイドが置いてありました。

今日のランチは「黒豚の生姜焼き」、外す訳にはいきません。が久々の飛鳥Uでの朝食をつい食べ過ぎてしまい、まだ空腹感がやってきていません。

お腹を空かすためブラブラするか、と下りて行った6Fのエンターテイメントサロンにジグゾーパズルが置いてあったので、脳でカロリーを使うことにし、30分程かけてアウトラインを探し出しました。ということで12時半過ぎにフォーシーズンズ・ダイニングに入りました。

主菜物 黒豚の生姜焼き
小鉢 玉子豆腐
汁物 けんちん汁 味噌仕立て
白御飯、香の物
デザート カスタードケーキ

生姜焼きは美味しかったのですが、油ギトギト感に乏しい感じでした。

ブリッジから右舷の孀婦岩(そうふがん)が見えるとのことだったので、食後に11Fのパームコートに見に行きました。カメラマンの女性がいたので、夫と二人でありがちな「孀婦岩を手の平に載せてる風」写真を撮影してもらいました。
鳥の生息地のため、岩の上部には白い鳥の糞が目立ちました。シーズン的に最初は雪かと思いましたが、既に北緯29度の洋上なので、積もることはまずなさそうです。
13時半頃、ラバウルやチリの入出国書類を提出に行ったのですが、提出先であるクラブ2100に行くと10デッキ・8デッキのお客様と書いてあります。私達は9デッキなので翌日の提出だったのを、船内紙を良く読んでいなかったため勇み足をしてしまったのでした。恐縮して「すみません、出直します」と言ったのですが、親切にも受け付けてくれで良かったです。
そのままトモに突き出て、迫力あるウェーキをチェックしました。相変わらず揺れているので、スクリューが掻く航跡もダイナミックでした。
その後は16時からのダンス教室まで予定がないので、売店に行ったりしているうちに帆布製の2ウェイバッグがとても気に入り、在庫がなくなったら大変と即断即決して購入しました。これはその後上陸日に大活躍することになりました。
16時からのダンス教室は「アスカマンボ」ということで、ダンスで必要な基本的な動きを組み込んだルーティンを習いました。女の先生はちょっと不親切で、先に進み過ぎで初心者には厳しいと思いました。
ダンス教室が終わる頃にはすっかり暗くなりました。強風で外に出られないため、ジョギングは止む無くジムのマシンになりました。まだマシン慣れしておらず辛かったのですが、必死に8kmほど走りました。マシンはその場の足踏みなので、風を切れないのがフラストレーションです。
今日のショーはスキップすると決めているので、走った後はゆったりと大浴場に向かいました。これから約100日間、何回来ることが出来るでしょうか。
じっくりサウナに入りたい所ですが、部屋では私より先に上がったであろう夫がビールと共に待っているかもしれません。さくっと20分ぐらいで切り上げ、通いなれた道で部屋に戻りました。
部屋は既にターンダウンがしてありました。夫はまだ戻っていなかったので、これ幸いとこのクルーズでの初洗濯に行きました。

とりあえず昨日乗船したばかりなので空いていました。19時前に洗濯に出せれば、夕食前に乾燥機に詰め替えられる算段です。

そして(私にとっては)このクルーズ初のビアタイムに突入しました。運動で汗を流すとやはりビールの美味しさが倍増します。夫と二人で勢い良く3本飲んでしまいました。
船内で調達したビールはキリン一番搾りなのですが、これにはキャンペーン用のシールが貼ってあるだろうことがわかっていたので、予めシールを貼る台紙を持って行ったのは我ながらヒットでした。
19時50分頃食事に行きました。今日は和食なのですかさず「アスカサケ」を注文しました。隣の席には神戸からのご夫妻が先に座っていて、お住まいが六甲アイランドだと聞き「この間フェリーさんふらわあに乗りに」行った話から楽しく盛り上がりました。
先附

日本の珍味
鮎うるか共和え
長芋海鼠腸掛け
唐墨大根
お椀

沢煮椀
お造り

鯛、車海老 盛り合わせ

蒸し物

蟹の玉地蒸し ふかひれ餡
焼き物

鰤の照り焼き
鍋物

安航鍋 肝味噌仕立て
安全航海を祈願して、鮟鱇と語呂合わせをしております。

食事 赤飯 香の物
デザート

メロン、苺

安航鍋を食べると、ロングクルーズに出た実感が湧いてくる気がします。
21時過ぎに部屋に戻ると、ベッドに「200泊達成のお知らせ」と書かれた封筒が置いてありました。2月10日に達成とまだずい分先の話ですが、記念の20万円分のクーポンと、カテゴリーアップグレード券の目録をもらえるそうです。
まだちょっと揺れているので、フロントに置いてある酔い止め薬(ドラマミン)を服用しました。そして寝る前にナイトキャップとして持ち込みチューハイを夫とシェアしました。イイ感じです。
23時半頃、2013年来2年間の噴火活動で面積が10倍にまで大きくなった、西之島の東方沖20マイルぐらいのところを通過中でした。楽しい一日があっと言う間に終わってしまいました。