40日目 5月12日(木) 終日航海日 日出6:24 日没20:53
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
晴れ16.5℃42-40N 009-46W北北東18m/sわりと -8km-8km374周204km
船内
情報
講演等イベントメインショードレスコード食事
情報
ランチ(6F)ランチ(11F)ディナー
私の夢に向かって
〜オリンピックからウォーキングへ〜
勅使河原郁恵
-栗コーダーカルテット
コンサート
フォーマル鰻柳川
玉子綴じ
洋食フレンチ
初ヨーロッパ寄港地のリスボンで一日テンションが高かったせいか、9時近くに目が覚めました。バルコニーの外では小さなコンテナが苦労して同航していました。ずい分とトリムアップ(舳先が上を向くこと)していて効率悪そうです。
オモテからの風がきつく、フネが結構揺れています。GPS画面ではスピードが16.8ノットしか出ていませんでした。

食事は11F「リド・ガーデン」に行きました。珍しく一切オカズを取らず、ヨーグルトとパンとスープだけにしました。

今日は9時から講演が入っているせいか、「パーム・コート」はいつもより人が少ない感じでした。ゆっくりと新聞を読むことが出来ました。別にクルーズ中に新聞を読む必要はないと言えばないのですが、活字を見たいのかついつい真面目に読んでしまいます。
ダンス教室午前の部は「キューバンン・ルンバ再入門」でした。リスボンからの区間乗船客が参加出来ないこともないですが、一度説明のあったことが前提なので、経験がないと大変そうです。
ランチは飛ばして走ることにしました。相変わらず風が強く、白波が目立つ状態です。この強風のため7Fのデッキには出られなくなりました。
と、言うことでジムのマシンを使いました。景色が変わらないし、風も来ないのであまり好きではありませんが、そうも言っていられません。ちなみにここのマシンでクルーズ中毎日欠かさず20kmを走った人がいたそうです。

走り終わった後は大浴場に行ってサッパリしました。
14時からは「ハリウッド・シアター」で来週火曜日に控えた「アマデア」の乗船説明会がありました。乗船日の朝の8時までに荷物を出しておけば、「アマデア」に積み込んでくれるみたいで楽チンです。説明会のあと、念のためコンセントの形状について確認したところ、日本型のがそのまま使えるそうでした。
ちょっとお腹が空いてきたので、エレガントティータイム中の「パーム・コート」でオヤツを食べました。
船が結構不快な振動をしているので、エレベーターホールにはいつの間にかエチケット袋が置いてありました。
今晩はフォーマルなので、時間は15時からのダンス教室は「タンゴ」でした。前回はダカール入港の前日だったので、随分と昔だったような気がします。相変わらず「コントラ・チェック」というキメ技が決まりません。
16時頃、昨日リスボンで見た「BRAEMER(ブレーマー)」が同航するのが見えました。右に針路を取っているので、シーボーンの船同様ポルトに寄港するのかもしれません。「飛鳥U」より一回り小さい船体(長さ196m、幅22.5m)は、白波の向こうで大分苦労していました。
テレビでは区間クルーズで乗り込んだ人たちのために、オリエンテーションビデオが流れているのに気付きました。

今日はマシンとは言え8kmも走ったのに、またもビールスイッチが入りません。軽い船酔いなのでしょうが、フォーマルの日に飲まない訳にはいかないので酎ハイにしました。一方夫は元気です。

GPS画面を見ると本船はビスケー湾(Bay of Biscay)に入りつつあり、夫によると荒れる海で有名なのだそうです。フォーマルの装束は用意に時間がかかるので、18時を過ぎたら用意を始めなければなりません。
19時を過ぎたので、アペリティフタイムということで「パーム・コート」に赴きました。もう17時前から飲んでいますが、アペリティフ(食前酒)をゲットしました。
ダンス教室の時の貼り紙に、今日のこのタイミングで若手スタッフがダンスデビューを果たすために、ジルバやマンボを特訓中だということが書いてありました。ぎこちなく誘いに来てくれたので、何人かと踊りました。そして夫ともジルバを踊りましたが、前より大分うまくなっていて感動しました。
前回のフォーマルの時(4月30日)は既に日が暮れていましたが、今は高緯度になって来ているためまだ明るい中ディナーはスタートしました。初夏のヨーロッパに来たことを改めて実感しました。

Appetizer

チキンのガランティーヌ ポルトジェリー
Chicken Galantine with Port jelly

カマンベールのフライ リンゴのコンフィチュール添え
Fried Camembert with Apple Confiture
Soup

キャベツのクリームスープ
Cream of Cabbage

コンソメスープ ジュンサイ
Consommé with Water Shields★
From the Sea

愛媛沖で捕れた黒鯛のパイ包み焼き
Sea Bream in Pie, Chausson

毎度しつこいのですが、ビスケー湾で愛媛沖の鯛を食する贅沢さです。
Refreshing Sherbet

グレープフルーツのシャーベット
Grapefruit Sherbet
Main Course

黒毛和牛フィレ肉のステーキ カフェド・パリ マデラソース
Kuroge Japanese Beef Tenderloin Steak, "Café de Paris" , Madeira Sauce
Dessert

メレンゲのイル・フロタント
île Flottante of Meringue

ほろ苦いチョコとミルクチョコムースのアンサンブル ストロベリーアイス添え
Dark Chocolate and Milk Chocolate Mousse, Strawberry Ice Cream

お腹一杯になって部屋に戻るとまだ21時半にもなっていませんでした。フルコースのディナーは2時間ぐらいかけて食べたいとも思いますが、サービスの目が行き届くため早めに終わってしまいます。コンサートまでの時間が手持ち無沙汰だったので、フォーマルの装束のままランドリーにアイロンをかけに行きました。
今晩のコンサートは「栗コーダーカルテット」、教育テレビの「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲をやっている人達です。「誰それ?」と言う夫とは対照的に前のめりで早めに会場の「ギャラクシー・ラウンジ」に向かいました。
それがフォーマルの日の2回目の演奏時はただでさえ少ない2回目の食事の人が、遅いせいかパスするようで観客が疎らです。いつも演者に申し訳なく思いつつ、栗コーダーの演奏を堪能しました。ピタゴラスイッチの番組のファンでもあるので、テーマをやってくれた時は感動しました。「アルゴリズムたいそう」の音楽もやって欲しかったのですが、これは作者が違ったようです。
23時過ぎ、本船はビスケー湾のまん中ぐらいを航行していました。今晩は時刻改正でまた1時間時計を進め、これで中央ヨーロッパ夏時間と同じ日本と7時間差になります。