SONNEN-DECK(Deck 11)(旧スカイ・デッキ)
左舷前方
「飛鳥」だった時にはなかったかもしれませんが、ヨーロッパ仕様らしく日光浴用のデッキチェアーが並んでいました。
サン・デッキ(Sonnen Deck)
サン・デッキの後方にはゴルフ・ガーデン(Golf Garten)があります。ゴルフボール状にペイントしてあるアンテナドームの下はゴルフ・バー(Golfbar)です。
フェニックス・ライゼン社のロゴが取り付けられているファンネル。同社は本船アマデア(Amadea)のほか、「アルタニア(Artania)」「アルバトロス(Albatros)」を所有していて、それらにもこのファンネルマークが付いています。
最後部の日光浴スペースには、和風にも見える盆栽風の飾りが。

PANORAMA-DECK(Deck 10)
最前部にあるビスタ・ラウンジ(Vista-Lounge)は乗船した午後はティー・タイムということでケーキ類、フルーツ類、サンドイッチが綺麗に並んでいました。ここは「飛鳥」だった時から名前を変えなかったみたいです。
ビスタ・ラウンジの脇にはインターネット・カフェ(Internet-Café)があります。「アマデア」は持ち込みPCで部屋でもネット接続が可能と先進的なので、私達がここを利用することはありません。
ビスタ・ラウンジより後方はジュニア・スイートのキャビンが両側にあります。それぞれの部屋にはドイツの都市名の名前が付いていて、写真は旧西ドイツの首都ボンでした。
客室を抜けるとエレベーターホールがあります。旧「飛鳥」ではこの前方に大浴場があったのですが、つぶして客室に変わりました。
エレベータの後方はアマデア・スパ(Amadea SPA)とフィットネス・センター(Fitneß-Center)があります。
左舷一番後方にはサウナ室(Therml Bereich)があります。西洋ではこういう施設は男女分かれていないため、このチャーター・クルーズに限っては温泉宿よろしく時間制になっていました。

JUPITER-DECK(Deck 9)(旧アスカ・デッキ)
このフロアの前方にはスイートルームが、中央部からエレベーターホールにかけてはバルコニー付きキャビンが並んでいます。
右舷後方には和室(Japanisches Zimmer)「飛鳥(ASUKA)」があり、板の間で卓球が出来るようになっているのです。それにしても西洋人がイメージする和風のローマ字はしっくりきません。
床の間までありましたが、盆栽風といい微妙な感じです。ここは改装直後はもともとあった和室「遊仙」を生かして畳があったのを、おそらく使い道に困ってその後板に張り替えたようです。
その後方には図書室(Bibliothek)があります。チェス盤が置いてあるのが一味違います。
ここには旧「飛鳥」の図書貸出簿をバラしてオブジェのようにディスプレイしています。漢字はやはりエギゾチックで珍しいのでしょう。当時は「少年H」が人気だったようです。また、棚には当時の立派なブロンズ製の「脱出経路図」がそのまま付けてありました。
これらの反対側の通路にはクルーズの定番、ジグゾーパズルのテーブルが置いてありました。
その通路の奥、左舷には「コペルニクス・バー&ナイトクラブ」(Koperniks Bar Nacht-Club)があります。「飛鳥」ではコンファレンス・ルームだった所です。
ここから外に出るとジュビター・バー(Jupiter Bar)があります。ここでビールを買ってキール運河クルーズを堪能しました。

LIDO-DECK(Deck 8)
私達のキャビン、831があります。このチャーター・クルーズによるオプショナルツアーでは右舷・左舷のリクエストが出来なかったため、右舷の部屋になりました。「飛鳥U」で1ヶ月半も左舷で過ごしたので、本船のバルコニーに出るとフネが後進しているような錯覚をしました。
客室のある通路を後方に歩くとエレベーターホールがあります。それと向き合うように、「飛鳥」から引き継いだ田村能里子製作の壁画「季の奏(しらべ)」が6Fから9Fまでの吹き抜けにあります。
8Fの後方部分は「レストラン・アマデア(Resutaurant AMADEA)」があり、朝食時と昼食時にビュッフェを提供しています。「飛鳥」では「リド・カフェ」だった部分です。
テーブルと椅子の感じがヨーロッパ風でシックです。壁には国際信号旗で「AMADEA」と書いてあります。
「レストラン・アマデア」からそのまま外に出て食べることも出来ます。船尾部分はプールがあります。「飛鳥U」よりかなり小ぶりで泳ぐというより浸かる感じです。
「アマデア」の銘板には全長、全幅のほか高さ29.84mまで書いてあるのがドイツらしい感じです。三菱重工の長崎造船所で「飛鳥」として建造され、横浜で改装されたことも書いてあります。

PROMNADEN-DECK(Deck 7)
外周はチーク張りの全通デッキになっています。
船尾灯。左はショーラウンジです右舷最後部ラウンジを抜けると広々としたデッキに
私達の部屋はすぐ上ですデッキチェアーがあっても広々右舷前方の救命筏
「Captain's Garden」と書いてあります 右がクルー用のスペースですガラス越しに船首を見たところ
これは「飛鳥」のIMO No.でしょうか 左舷に回りましたテンダーボートは後方にあります
このデッキはジョギング可能で、1周370mです。「飛鳥U」は440mなので一回り小さい感じです。
デッキから船内に入るドアは二重になっていて、船内に直接強風が入るのを防ぐ仕組みです。
右舷後方は「飛鳥」同様フォト・ショップとギャラリーです。
その後方 の「マリナーズ・クラブ」だった所が喫煙可能なハバナ・クラブ(Havana Club)です。

この向かいのカード・ルームだった所は「Jamaika」という名の会議スペースのようになっていて、「飛鳥U」スタッフの詰所になっていました。

ORION-DECK(Deck 6)(プラザ・デッキ)
左舷前方には診療室(Hospital)があります。
セルフ・ランドリー・コーナーの洗濯機はドイツの「Miele」社製になっていました。1回3ユーロかかりますが、乾燥機は無料でした。ドイツ語で説明が書いてあり、和訳のシートも置いてありました。
その後ろはシアター(Kino)で、ここらへんは「飛鳥」の設備をそのまま活かしているようでした。
エレベーターホールの左舷の壁には本船が「飛鳥」だった時に船首を飾っていた船名の文字が飾ってありました。
「ラスベガス・コーナー」はピアノ・バー(Piano Bar)に、「ピアノ・ラウンジ」はハリーズ・バー(Harry's Bar)と名を変えました。
「飛鳥コレクション」だった所はブティック(Boutiquen)になり、アマデアグッズも売っているようです。
一番船尾にあるのがショーラウンジ「アトランティック」(Show Lounge "Atlantik")です。

SATURN-DECK(Deck 5)(メイン・デッキ)
エレベーターホール前がレセプション(Rezeption)です。「アスカ・クルーズ」のロゴがそのまま活かされていました。
後部にはメインダイニングのフィアー・ヤーレツァイテン(Vier Jahrezeiten)があり、ドイツ語で四季、すなわち「飛鳥」の「フォーシーズン・ダイニングルーム」の名を引き継いだことになります。

NEPTUN-DECK(Deck 4)(テンダー・デッキ)
客室のみで公室はありません。