2015南極南米ワールドクルーズ Google Earth用データ

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2015南極南米ワールドクルーズデータ_ver0.02016/05/09155KB

2011年に引き続き、今回もGPSデータロガーで世界一周航路のログを取得する

今回も愛機DG-100を持ち込んで、航路やツアーで行く場所のGPSログを取得することにしました。データの加工方法やホームページにどう生かせるのかわからないまま「とりあえず取っておこう」だった前回と違い、今回は再び訪れる可能性の低い行き先だったため「失敗は許されない」と出発前からプレッシャーでした。
よって何かあったら大変と予備(充電)電池と予備充電器を用意したほか、万が一のことを考え機器本体ももう1台調達(¥9,500、右の写真)ました。このクルーズ全体でそういう傾向だったのですが、二度目で様子がわかる分想像がたくましくなり「これも用意した方が良いのではないか」と細々した荷物が増えました。
飛鳥IIのGPS航路図(左上の写真のようにキャビンのテレビに映っている地図と航路)のデータを分けてもらえれば一番ラクなのですが、そんな想定はしていないと思うので多分ムリでしょう。

クルーズ中の作業

良く頑張ってくれました

南極海域に向かってドレーク海峡を抜けた朝、バルコニーには霙が残っていました。防水のフリーザーパックに入れて守ってはいたものの、氷点下の気温にも耐えてログし続けている姿は感動的でした。取り扱い説明書には使用温度が-20°C〜50°Cと書いてありました。

【画像はクリックで拡大】
ゆったりした揺れなら問題ないのですが、ガタガタっとした振動が大きい場合は電源が落ちてしまうようです。軽い故障なのかもしれませんが、何回か電源を入れなおしました。

海上での気温は上がっても30°Cぐらいですが、直射日光を浴びると軽く40°Cを超えてしまいます。心配になる程熱くなるので、気がついた時にはなるべく日陰に移動しました。
クルーズの最終区間、ホノルル〜横浜は9日間なので、メモリは充分持つ筈でした。が、3月15日の22時過ぎ、電池交換のためふと見ると「メモリーの残りが1/3未満」の青いランプが点滅していました。これはマズイと一旦データを吸い出し、原因をチェックすると、30秒ごとに記録するという設定が15日の午後から1秒ごとになってしまっていました。これも振動のせいか不明ですが、設定を元に戻し残る3日のログは無事取得出来ました。

データ加工方法

こうして苦労して記録した全航程の「時刻(UTC)」「緯度」「経度」という点々の情報を、加工するノウハウはあったものの、前回活躍したデータを間引きするソフト【CourseCompacter】とトラックやウェイポイントを直感的に編集出来るソフト【GMapwidget】が使えなくなっていたため、代替品をみつけるのに苦労しました。
  1. DG-100の付属ソフトでトラックデータを汎用的な「GPX」形式に書き出し
  2. ポイント数が多過ぎるので間引き 【GPSprune
  3. 0時、12時、入出港時刻等を現地時刻に補正(結構面倒) 【Microsoft Excel等】
  4. 時刻をもとに、ウェイポイントを手動生成 【メモ帳】
  5. ノイズ(エラーデータ)取り除きとKML(Google Eargth用データ形式)作成 【轍 Wadachi
  6. Google Earthでウェイポイント、マーカー(文字)、トラックデータの色や形状を編集
  7. サイズ圧縮のためKMZ形式で保存しアップロード

データのダウンロード方法(Windows 7の場合)

◆「2015南極南米ワールドクルーズデータ_ver0.0」をクリック

◆下の表示が出たら「開く」をクリック (PCに保存する場合は「保存」をクリックし、適当な場所に保存)

◆「ファイルを開く」を選択するとGoogle Earthが起動

◆Google Earthをインストールしていない場合はまず ==> Google Earth ダウンロード

備忘録

  • 残念ながらバルパライソ入港前に6時間程ロスト。深夜だったため打つ手がなく、拡大すると不自然な入港経路に
  • ver0.0 (2016/5/9) 全ルートとタイムスタンプ、入出港情報、イベント情報
  • 次のバージョンで組み込み予定 → イグアスツアー、ヨットツアー、無人島ツアー、ラバウルとイースター島