2015南極南米ワールドクルーズ Google Earth用データ
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2015南極南米ワールドクルーズデータ_ver0.0 | 2016/05/09 | 155KB |
2011年に引き続き、今回もGPSデータロガーで世界一周航路のログを取得する
今回も愛機DG-100を持ち込んで、航路やツアーで行く場所のGPSログを取得することにしました。データの加工方法やホームページにどう生かせるのかわからないまま「とりあえず取っておこう」だった前回と違い、今回は再び訪れる可能性の低い行き先だったため「失敗は許されない」と出発前からプレッシャーでした。
よって何かあったら大変と予備(充電)電池と予備充電器を用意したほか、万が一のことを考え機器本体ももう1台調達(¥9,500、右の写真)ました。このクルーズ全体でそういう傾向だったのですが、二度目で様子がわかる分想像がたくましくなり「これも用意した方が良いのではないか」と細々した荷物が増えました。
飛鳥IIのGPS航路図(左上の写真のようにキャビンのテレビに映っている地図と航路)のデータを分けてもらえれば一番ラクなのですが、そんな想定はしていないと思うので多分ムリでしょう。
クルーズ中の作業
- GPS衛星の捕捉
電源を入れてから衛星を捉え始めるまでは数分〜数十分かかります。フネの向きによってはなかなか電波が入らず、動き出してしまうのではと時々焦りましたが、これは出港の1時間ぐらい前に電源を入れておくことによって何とかなりました。何とかならなかったサントスでは、慌てて11Fまで駆け上がりました。 - 電池交換
データロガーとしては古い部類に入るDG-100(2007年発売)ですが、クルーズのログを取るには便利です。内蔵バッテリーではなく、交換可能な単3乾電池2本で動くからです。これなら終日航海日が続く場合でも、決まった時間に電池交換することにしておけば途切れることなくログ採取が可能です。クルーズの後半は「エサやり」の感覚で電池交換をしていました。 - GPS衛星の再捕捉
ログ取得中に衛星を見失うとその間はログを取ることが出来ませんが、自然に再捕捉することが多いのは前回経験済みです。エサやりの時に衛星を捕捉していないことに気がついても、今回はあまり神経質にならず放置しておきました。それでもなかなか回復せず、結局3回程11Fのプール(屋根がない場所)に行って、衛星を捉えさせました。 - データの吸い出し
ログの記憶容量は位置・日時・速度で64,000点と限りがあります。30秒間隔に記録した場合20日間ぐらい持ちそうですが、航海中は作業出来ないため港に寄るごとにデータはPCに移しました。
良く頑張ってくれました
データ加工方法
こうして苦労して記録した全航程の「時刻(UTC)」「緯度」「経度」という点々の情報を、加工するノウハウはあったものの、前回活躍したデータを間引きするソフト【CourseCompacter】とトラックやウェイポイントを直感的に編集出来るソフト【GMapwidget】が使えなくなっていたため、代替品をみつけるのに苦労しました。
データのダウンロード方法(Windows 7の場合)
◆「2015南極南米ワールドクルーズデータ_ver0.0」をクリック
◆下の表示が出たら「開く」をクリック (PCに保存する場合は「保存」をクリックし、適当な場所に保存)
◆「ファイルを開く」を選択するとGoogle Earthが起動
◆Google Earthをインストールしていない場合はまず ==> Google Earth ダウンロード
備忘録
- 残念ながらバルパライソ入港前に6時間程ロスト。深夜だったため打つ手がなく、拡大すると不自然な入港経路に
- ver0.0 (2016/5/9) 全ルートとタイムスタンプ、入出港情報、イベント情報
- 次のバージョンで組み込み予定 → イグアスツアー、ヨットツアー、無人島ツアー、ラバウルとイースター島