2010年南太平洋クルーズのキャビン検討



約一年前に一度検討の俎上にのぼったP&Oオーストラリアのブリスベン発南太平洋クルーズですが、2010年1月から「パシフィック・サン」に替わり、シドニーを基点にしていた「パシフィック・ドーン」が配船されました。ブリスベンは成田から直行便もあることだし、これは是非1回乗ってみようと約半年前から予約を入れておくことにしました。
このクルーズ会社(P&O Australia)は日本向けに全くプロモーションをしておらず、情報はすべてインターネットで調べました。P&Oクルーズの日本総代理店が、P&Oオーストラリアの予約も出来るとのことだったので、「BDバルコニー付き(19u)」(USD1,543.00)、「ABミニ・スイート(34u)」(USD1,715.00)、「AAスイート(51.8u)」(USD2,398.00)の見積りをとることにしました。費用はこれにポートチャージUSD106.86と政府関連諸税USD36.66が加わります。
P&Oは由緒正しいイギリスの「Peninsular and Oriental Steam Navigation Company」、イギリスではとても目にすることが多いロゴと社旗です。

写真はロンドンの地下鉄にあったP&Oフェリーの広告
また、保有するフリートもギリシャ神話等にちなんだ優雅な名前を持っています。現在はAかOで始まりますが、こうして頭文字を揃えるのもP&Oの伝統です。

写真はサザンプトンを出港するアーケイディア(Arcadia)(2006年7月)
このフネはchild-free(18歳未満不可)だそうです。

「ABミニ・スイート」は残念ながら既に満室だったので、勢い良く「AAスイート」の予約をすることにしました。2009年3月「サファイヤ・プリンセス」の「PSプレミアム・スイート」があまりに快適だったため、すっかり贅沢癖が身に付いてしまいました。もちろんバルコニー付きとの差額攻撃(夫が考えている部屋との差額料金を私が払ってグレードの高い部屋にすること)をかけましたが、当初は「部屋なんてインサイドでもどこでもいい」派だった夫が、「スイートね、ま、いいんじゃない」と考えるまでに成長したのは粘り強い啓蒙活動の成果と言えるでしょう。
出発の約1ヶ月前に残金の請求書が届き、払い込むとごく簡単な乗船書類が送付されて来ました。海外のクルーズ会社に多い、インターネットでログインして必要な情報(パスポート番号や連絡先)を登録する方式でしたが、旅行会社の人が提出した乗船申込書を元に入力してくれていました。経費削減からかハンドブックの様なものはなく、情報はすべてP&Oオーストラリアのサイトに掲載してあるので必要に応じて読んで下さいとのことでした。

本船について、出発前にクルーズ評論家のダグラス・ワードの「クルーズとクルーズ船ガイド2008」で調べたところによると、船籍は何と本国イギリスであることがわかりました。ネガティブなこととしては、乗客定員の割に日光浴スペースが少ないことなどが書いてありましたが、バルコニー付きなので問題ないでしょう。

ただし、本船は日本語対応は皆無、かつほとんどの乗客が地元のオージーということなので、かなり気合を入れてヒアリングしなくてはならないことでしょう。夫が「オージー英語は聞き取れない」と行く前から拒絶反応を示しているので、「ヒアリングはいい方だから任せて」と安心させておきました。

英国の商船旗P&O旗英国軍艦旗(参考画像)


バルコニー付BDミニ・スイートABスイートAA
広さ(バルコニー含む)19.5u34u51.8u
デッキ10F〜11F11F11F
場所10F全域、11F後方中央前方
バスシャワーのみバスタブ有りバスタブ有り
特記-優先チェックイン、バスローブ、スリッパ、アップグレードアメニティ、生花とフルーツ、無料衛星新聞、ターンダウンサービス、ウェルカムシャンパン、カクテルナイトのカナッペ左記に加えipodドッキングステーション、ネスプレッソマシン、カクテルナイトのグラスワイン、ランドリーサービス無料、ミネラルウォーター無料、オフィサーのカクテルパーティー招待
料金USD1,543-USD1,715-USD2,398-
別途ポートチャージUSD106.86、諸税USD36.66


Aloha 11deck