6日目 12月15日(火) 終日航海日 日出6:13 日没18:00
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上 合計デッキ累計距離累計
晴れ29.5℃04-10N 147-31E東13m/s18周-- 8km81周43.5km
船内情報講演等船の揺れプール
越智隆治「戦跡の沈むラバウルの海中と2015年1年間で訪れた海の話」風は強いがあまり揺れないノーマル
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F) リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(19:00)
牛皿トロピカル湯豆腐セットカジュアル中華サイ・イエングアン コンサート
今日の午前2時に時計が1時間進む時刻改正がありました。よって8時まで寝ていても体感的には7時です。昨晩寝付けなかったこともあり猛烈に眠たい朝でした。
外はどんよりした冴えない空の色で、こういう日は今ひとつ気持ちが盛り上がりません。

昨晩欲張って中華のメインを魚と肉の両方を食べたのが効いたのか、あまり食欲もありません。和食コーナーの惣菜をちょこっとだけ食べることにしました。一方夫はモリモリと元気です。

9時からはブリッジオープン(操舵室公開)をしていたので、一旦部屋に戻って歯を磨いた後出掛けました。
普段通ることのないスイート客室の並ぶ10Fの廊下を抜けると、目の前のドアが開いていてブリッジに直結しています。
久々にやって来た、飛鳥Uのブリッジです。やはり前面展望が乗り物の醍醐味です。混雑を避けたつもりで9時40分頃来ましたが、まだ混んでました。
という意味では、2009年の春に乗船したサファイヤ・プリンセス(ダイヤモンド・プリンセスと同型船)の、船首にある客室は最高でした(写真は2009年4月2日、カボサンルーカス沖)。

サファイヤ・プリンセス メキシカンリビエラクルーズ乗船記(2009年)
夫はフィリピン人のクォーターマスターと話し始めました。私は一通り計器類をチェックした後、副船長(スタッフキャプテン)をつかまえて、(自分より年下だと確信していたので)「何故ヒゲを生やしているのか」等不躾な質問をぶつけました。写真はいつか鳴らしてみたい伊吹工業製の汽笛操作盤です。
今度は船長が空いたので、暖めていた質問をぶつけました。ブリッジの当直は4時間交替で、0時から4時の時間帯は二等航海士の担当なのですが、時刻改正があって1時間延びたり縮んだりして不公平感はないのかと言うことです。今回はまず東に行ってから西に戻るので、プラマイゼロ(12時間増え12時間減る)になるから大丈夫、とのことでした。例えばずっと西に行って1時間づつ延びる場合は、残業手当的なもので調整するらしいです。
ただ好奇心を満たしただけだったのですが、そんなことまで心配していただいてと言われました。最後に窓の近くにある汽笛のボタンを鳴らすフリをしてウケを取りました。
そして抜かりなく海図をチェックし、赤道通過がいつ頃になりそうか計算しておきました。ちょっと覗くだけのつもりだったのが、結局40分も長居してしました。

それから昨日来EXCELで作っていた、12月の予定表を印刷しました。上陸日やデッキディナーや会食の予定を書き込んで管理しようと思います。

10時半頃から急遽キャッチボールをすることにしました。暑くて顔に塗ってあったものはすべて流れ落ちました。また9月に濡れ落ち葉に足を取られて右肘から転んだ時に痛めた肩が治っておらず、砲丸投げのようにしか投げられませんでした。
赤道通過予想時刻は夫と二人でかなり真剣に考えました。先ほどブリッジで見た海図の状況も参考に、脳の奥底に格納してあった三平方の定理まで駆使しました。

【画像はクリックで拡大】
11時から夫は午前中のダンス教室に行き、私は又もパズルにはまりました。大分出来上がって来ました。ここから先はぶとう畑部分の似たようなピースを根気強く試して作り上げる必要があります。
ランチはメインダイニングの牛皿にあまり心惹かれず、消極的に11Fに行ったらトロピカルビュッフェでした。ポークポリネシアンやミクロネシアンチキン、ハワイアンカレーなどのメニューが並んでいます。

ガーリックシュリンプとポークポリネシアンを中心に、夫はカレーを食べました。

13時から着付け教室のオリエンテーションがあったので、どんな感じなのかと一人ハリウッドに行きました。優しそうな先生で良かったのですが、拘束時間が6回×1.5時間と長く、定員が午前と午後のクラスでそれぞれ6名と狭き門だったためやめることにしました。陸上で習った技術だけでフォーマルに臨むことにします。
抽選が始まると同時に会場を退散し、夫のピアノ練習にジョインしました。今日から6Fのクラブスターズはピアノの練習会場になっていて、終日航海日の13時から16時までの時間5台の電子ピアノが置いてあるのです。
このために夫はモーツァルトのピアノソナタの楽譜を(色々書き込むのに備えて)コピーして持って来ています。そのうちの何枚かを借りて私も練習することにしました。
家にいるのと違って気が散らないため、たっぷり1時間も練習したあとはオヤツを食べにパームコートに行きました。そして夫にブリッジ教室に一緒に通い続けてもらうため、自主練としてミニブリッジを3ゲームほど解説付きでプレイしました。私は高校時代の休み時間はいつもナポレオンというゲームをして遊んでいたため、ビッドの作法はわからなくてもプレイする感覚が夫よりは身に付いているのです。
16時からのダンス教室は今日もワルツのナチュラルスピンターンの練習でした。「1歩目でぐっと左肩を横にするイメージは参考になった。」を当日のメモに書いてあるのですが、今読んでも何のことやらさっぱりわかりません。
来週開催される飛鳥祭りの踊り子募集(阿波踊り、よさこい踊り、ねぶたの跳人各20名)は今日から受付だったのですが、夕方の時点で第一希望の跳人は女性が定員に達してしまっていたため、やむなく阿波踊りにエントリーしました。2011年の時は跳人は人気がなかったので油断していました。
デッキ18周のジョギング後はお風呂でさっぱりして黄金のビアタイムです。日本よりは日が長くなったものの、赤道付近の日没は18時ぐらいなのですっかり暗くなっています。ショーはパスして食事に出掛けました。今晩は一昨日ご一緒したご夫妻と、飛鳥2代目船長ご夫妻と江頭クルーズコーディネーターの7名でテーブルを囲むことになっています。
小鉢 小松菜と蟹の浸し

造り 帆立、北寄貝、鳥貝 盛り合わせ
焼き物 鰆の丹波焼き
鍋物 寄席鍋 うどん添え
食事 五穀御飯 香の物
甘味物 最中
大勢でゴハンを食べると話が弾んでゆっくりになるので、そこそこお腹一杯になりました。夫と二人だけだったら「メインディッシュがなくてたんぱく質が足りない」と感じただろうと思います。
解散後はこのクルーズで初めてカラオケに行きました。明日一日走ると最初の寄港地ラバウルはすぐそこ、このために陸で練習した軍歌を歌わなくてはなりません。会場のクラブスターズでは先にお姉さま方数名が既に歌っていました。
そして夫が炸裂させた「ラバウル航空隊」です。フルコーラスではなくて残念でしたが、銀翼連ねて南の前線、と気持ち良く歌っていました。
するとお姉さま方から今度は「ラブル小唄」の(楽曲でもそう言うのか怪しいですが)返歌がありました。これで場に一体感が増し、最後は「また逢う日まで」を全員で肩を組んでの合唱となりお開きとなりました。
23時半現在、本船は北緯0度48分2秒を南南東に進んでいます。赤道通過は朝の5時台と予想しましたが、それよりもずっと早く到達していまいそうです。