船内探検
4F 吹き抜け付近
乗下船口から中央吹き抜け部分です。右手に案内所があります。
上のフロアから案内所とその隣のショップを見たところです。この近くに、本船の名前が入った浮環とオフィサーの制服が置いてあり、記念撮影が出来るようになっていました。
コインロッカーはそこそこ大きな荷物も入るようになっていました。鍵を掛けるには100円が必要ですが、開錠すると戻ってきます。
コインロッカーの隣はカップ麺コーナーがあります。個室なら問題ありませんが、そうでない場合は匂いが漏れるためここで食べた方が良さそうです。
アトリウムの左舷前寄りにキッズルームがあり、とても楽しげな雰囲気です。壁の船のファンネルがしっかりと新日本海フェリーでした。
キッズルームの並びはフェリーではお馴染みの自販売機コーナーとスモーキングルームです。新日本海フェリーのフネはすべて完全分煙になっている上、客室も禁煙です。
4F(トモ) ドッグフィールド
ペットを預けていないと出て行けないのですが、4Fの後方にはドッグフィールドがあり、ペットルームに預ければ犬を連れた旅が可能です。折りよくちょっと太めのウェルシュ・コーギーが出て来ていて飼い主さんとまったりしていました。
4F 客室
4FはツーリストSとツーリストAがあるフロアです。従前のフネだと床は塩ビシートが多いですが、本船ではカーペットが敷いてありました。
ツーリストSはテレビが付いています。

ツーリストAは2段の互い違いの寝台になっていて、多少はプライバシーが確保されるようです。
左舷にはデラックスルームHが1室、右舷にはステートルームHが2室あり、それぞれバリアフリー対応がなされています。ステートルームHの隣にはバリアフリー浴室があります(写真はデラックスH)。
エコ時代のフネらしく、ゴミ箱も「もやせるゴミ」「カン・ビン」「プラスチック類」「新聞・雑誌」と細かく分別するようになっていました。
4F メイン化粧室
コインランドリーはきっちり男女別に分かれていて、しかも化粧室にに入るドアの中にありました。これはかなり安心ですが、夫婦連れの場合夫のものを一緒に洗っていいものか迷うところです。
洗濯は1回200円、乾燥は30分100円でした。
ランドリーの奥に洗面所、更にその奥がトイレという造りになっていました。
4Fは上下船口の後方にプロムナードデッキがあるのですが、港を出ると「強風のため閉鎖いたします」の札が出て残念ながら外に出られません。荒天時は止むを得ないとしても、海が穏やかな季節なら開けておいて欲しい所です。
5F 吹き抜け付近
エレベーターの隣には「アミューズボックス」があって、カラオケやDVD鑑賞が出来ます。A〜Cまで3部屋あり、広い部屋(5〜6名用)が1時間3,000円、狭い部屋(2〜3名用)が1,000円と書いてありました。
エレベーターを背にすると、左側にステージがあり、カフェコーナーに続いています。
そのカフェ「トリアノン(Trianon)」では乗船時と食事の合間に軽食を取れるようになっています。フェリーに乗船すると毎度感心するのですが、クルーのサービス精神が旺盛です。
カフェコーナーの反対側(左舷)がグリル「マルゴー(Margaux)」です。スイートとジュニアスイート客室の料金には、ここでの食事がすべて含まれているので、企画割引が適用されるのであれば割とお得です。
5F(トモ)
レストランの脇は船尾に向かってプロムナードになっており、窓に向かってソファーが置いてあります。客船「ぱしふぃっく・びいなす」と雰囲気が似ています。
カフェの奥がカフェテリア方式のレストラン「プロヴァンス(Province)」です。夕食時にチェックしたところ、かなりの品揃えでした。
通常の4人掛けの席のほか、2人用の席や、1人用のカウンター席が多いのが特徴だそうです。
レストランの外はオープンテラスになっていて、夏季はバーベキューが食べられるそうです。
5F 客室
海側にステートルームAの和室と洋室(定員4名・ 5XX号室)、内側に洋室(定員2名・50XX号室)が配置されています。トイレと洗面所が付いています。
5Fの内側客室(50XX号室)は、海に面していませんが明り取りの窓があります。エレベーターの裏にある、左舷と右舷の廊下をつなぐ通路から見ると、それぞれの窓は対面しないように斜めに切ってありました。
5F(オモテ) フォワード・サロン「ラルクアンシエル(L'arc an Ciel)」
本船で前を見える場所はここだけになりますが、ベタ凪の日本海はピッチングもなく平穏でした。
冬季は荒天が多いため、このガラスは鉄板で塞がれるそうです。フォワードサロンの裏には4Fに降りる階段があります。
6F 吹き抜け付近
6Fでエレベータを背にすると、左側(右舷)に男湯が、右側(左舷)に女湯があって左右対称の造りになっています。
明るい大浴場も贅沢な感じが漂います。
陽光の下の露天風呂は最高と言って良いでしょう。これだけのためにまた乗りたいぐらいです。目先を変えてサウナに入るのもまた一興です。
男湯の奥にはスポーツルームがあって、簡単な運動が出来ます。ウォーキングマシンなので走るという訳にはいきませんが、時速8kmまで出すことは出来ます。その奥の部屋にはミニ卓球台がありました。
女湯の置くはゲームルームがあります。フネが新しいので、ゲーム機もそこそこ新しいものが入っているようでした。
エレベーターの背後にはコンファレンスルームがあって、テレビやら映画を上映していたようです。ちゃんと傾斜しているので、混んでいでもスクリーンは良くみえそうでした。
6Fから5Fと4Fを見下ろしたところです。中央の不思議なオブジェの存在理由は今ひとつわかりませんが、こちらが竹のようなものに対し、姉妹船「すいせん」ではサイコロを積み上げたような感じなので、これを見て両船を区別することは出来ます。
6F 廊下
6Fの客室に向かう通路にはちょっと高級感溢れる感じで「スイートルーム」「ジュニアスイートルーム」「デラックスルーム」と書いてあります。
廊下は内側の窓があるため、昼間はとても明るくなります。明り取り部分を見ると1つ下の5Fの斜めの窓が並んでいるのがよく見えました。
ジュニアスイートは私達の宿泊した左舷が004号室、右舷が003号室です。6Fにある客室にはすべてテラス(バルコニ−)が付いています。デラックスルームのドアは5Fのステートルームと同じ色でした。
スイートの入口は少し奥まって作られ、ドアノブも木目仕様で更なる高級感が溢れていました。左舷の002号室は「トロカデロ(Trocadero)」、右舷の001号室には「グレース(Grace)」と名が付いていました。隣の空室を覗いたら、バルコニーの広さはジュニアスイートとほぼ同じでした。
スイートとジュニアスイートのバルコニーはチーク材が張ってあり、椅子が2個とテーブルが置いてあるのに対し、デラックスルームは椅子もなく鉄板がむき出しです。