4日目 4月6日(水) 終日航海日 日出6:15 日没18:59
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
晴れ22.0℃24-49N 125-39E東北東10m/s少し 16周--7km52周28km
船内情報講演等イベントメインショードレスコード食事情報ランチ(F)ランチ(L)ディナー
--つのだ☆ひろコンサートカジュアル天麩羅そば洋食和食
トイレに行きたくて7時過ぎに目が覚めました。GPS画面によると本船は沖縄本島を通り越し、八重山諸島に向かっていました。この年末年始にランニング合宿を行った石垣島はまだしばらく先です。日本はEEZ(排他的経済水域)の広さが世界第6位であることを実感します。

バルコニーに出ると風が温かくなっていて、今日から半袖になりました。船長の8時50分からの朝の定例放送でも、クルーも今日から夏服に変わったとのことでした。

朝食は8時半頃11F「リド・カフェ」に行きました。定番の目玉焼きのほかにパンケーキに挑戦したところ、あっさりと軽く仕上がっていて美味でした。

9時過ぎに終わって部屋に戻ると、まだハイディが掃除中だったのでそこらをぶらぶらすることにしました。世界一周クルーズ中は「リド・カフェ」でも御飯と味噌汁を出してくれるみたいです。ウェイターに「日本人ですか?」という意外な質問を受け、フィリピンぽいと褒められてしまいました。シンガポールでも香港でもローカルに間違えられた本領発揮です。
40分頃様子を見に行くと、しっかりと綺麗に掃除が終わっていました。家でそんなに熱心ではありませんが、それでも掃除をする必要がないのは本当にラクです。
持参した卓上カレンダーに、寄港の日程とドレスコードを書き込みました。これで海の日と陸の日の並びをイメージすることが出来ます。スエズ経由から喜望峰回りに航路変更したため、インド洋では終日航海日が8日間続く難所があります。
10時過ぎに、今なら誰もいないだろうとテニスコート(ウィンブルドン・コート)にキャッチボールをしに出向きました。昨日も頑張ったせいか、肩が筋肉痛を起こしていました。
運動の追加で卓球もしようと、6Fトモの「オープンデッキ」に行くとエアロビクスの真っ最中だったので、急遽ゴルフをすることになりました。
女性用の割と新しいクラブもあったのですが、クラブを握ること自体が何年かぶりだったのでさっぱりでした。
エアロビクスが45分に終了したので、次のダンス教室までの間、仕上げに卓球をやりました。朝から割と張り切って活動してしまいました。
11時からはお試しのダンス教室が始まり、初回は定番のマンボでした。男女が組む感じだったので、他の客船で習ったのとは違いましたが意外にも夫はすんなりこなし、他の女性のお相手まで務めていました。
「クラブ2100」のバーカウンターの脇(左舷)には、ダンス教室の今後の日程が貼り出されており、シンガポールまではお試し期間と言いつつ、ワルツとタンゴとキューバン・ルンバがしっかり入っていました。
今日は(夫が)禁酒することにしている(らしい)ので、ちゃんとランチを食べようとメインダイニングの天麩羅そばと11Fのビュッフェと悩んだ末、カレーがあるならとビュッフェで食べました。
昼食を終えて部屋に戻り、ランチ中に右に見えた宮古島ワッチをするため夫は12Fのデッキに一人出かけて行きました。
するとすぐに戻って来て「一緒に取材を受けるからすぐプールの所に上がって来て」と言いまたいなくなってしまいました。何のことやらわからないままとりあえず言われた通りにすると、クルーズ雑誌「AZUR」の取材だったのでした。夫が一人で12Fにワッチに行ったら声をかけられたそうです。
12時半過ぎに宮古島最南端の灯台(平安名埼灯台)を交わすのが見えたので、「ちょっと失礼します」と中座して12Fに撮影に行きました。
再び11Fに戻ると夫が今後の日本のクルーズについて語りに語っていました。最後に何枚か写真を撮影してもらって取材は終了しました。

インタビューの様子は6月発売の8月号に掲載されるそうで、嬉し恥ずかし雑誌デビューです。
13時過ぎリゾートホテルのような建物が見えました。後日調べたところ、この辺りに「うえのドイツ文化村」というのがあり、左の建物はライン渓谷の「マルクスブルク」を模した物のようでした。
それから宮古島から立派な橋が架かっているのが双眼鏡で見えました。来間島と宮古島を結ぶ来間(くりま)大橋で、全長1,690m(1995年開通)だそうです。これはクルマで渡ってみたい橋でした。
13時からは、新寄港地のオプショナルツアーの申し込み(9F客室向け)があったので、受付場所となった「クラブ2100」に申込書を持って行きました。次また来る確率が低そうなので、無料分を含めすべての寄港地でツアーを入れました。また当初は却下されていたリスボンの路面電車のツアーが、「11時入港ならどうせ走れないから」と申し込み許可が出たのでした。
No.日付寄港地ツアー名健脚度旅行代金
14月20日ポートルイスモーリシャスキュールピップ半日観光(午前)らくらくUSD76-
24月26日ケープタウン南アフリカ喜望峰とケープペンギン1日観光一般USD234-
34月29日ウォルビスベイナミビア砂丘を訪ねて(午前)らくらく無料
44月29日ウォルビスベイナミビアスワコプムンド連絡バス(午後)一般無料
55月7日ダカールセネガルダカール半日観光(午前)らくらく無料
65月11日リスボンポルトガル貸切路面電車で巡るリスボン(午後)らくらくEUR96-
戻ってジョギングは今日も16周しました。この時間はクルーのOFFなのか、かなりの人が歩いたり走ったりしていました。そのままジムに行って昨日お願いしたトレーニングメニューを教えてもらうことにしました。胸と背中とハムストリングスと腹筋の強化メニューで、クルーズ中真面目に取り組めば下船する頃にはナイスバディかもしれません。

16時からはダンス教室です。まだ「踊る順番の決まっているジルバ」しか踊れないので応用が効かず、夫に「そこちょっと違くない?」と言ったら大混乱してしまいました。

ダンス教室の途中から窓の外に石垣島が見えていたので、終了後トモのデッキに出てワッチすることにしました。
17時近くになると、ちょうど石垣島の中心部が見えました。ここは2月の東京マラソン前の合宿で年末年始に走りこみに来ました。

「石垣牛合宿(2011年1月3日)」
竹富島は石垣島の離島ターミナルから高速船で10分の位置に浮かぶ、直径3kmの平たい島です。伝統的な琉球の赤瓦の民家が保存され、水牛車観光が出来ることで有名です。
竹富島の向こうには西表島が見えて来ました。こうして日本の南の島々を順番にゆっくりと眺めることはそうはなく、何と贅沢なことかと思います。
禁酒をしようと思ったら、早めにお腹を膨らますに限ります。メインダイニングの食事の19時45分まで待つとそれまでの時間飲みたくなってしまうので、17時半に「禁酒モード」で11F「リド・グリル」に行きました。
すると夫がまさかのエビス生ビール(700円)を注文してしまいました。

右舷に見える西表島を見つつ、つい気が大きくなってしまったのかもしれません。メニューも「上から全部」状態で本日の「リド・グリル」グランドスラム注文をしました。
黒豚バーガー

海鮮バーガー
焼きそば
世界一周クルーズではこれらのものも提供されます。

本日のサラダ、本日のスープ、おにぎり

30分程で食事を終え、島ワッチのため再び12Fに上がりました。西表島は大分遠ざかっていました。
波照間(はてるま)島が右に見えています。日本最南端は沖の鳥島ですが、ここは最南端の有人島なのだそうです。

18時9分に「波照間なう」とつぶやきました。
島のまん中の内陸の方に波照間灯台がありました。有人島にある灯台としては、当然のことながら最南端となります。
もう1つ灯台のように見えたのは「波照間島星空観測タワー」でした。とてもいい条件で星空を観測出来そうです。
本船の照明が灯り、いい感じになりました。後方にはまだ西表島が見えています。
18時15分に部屋に戻ると、ハイディがターンダウンをしてくれていました。既に一日が終わってしまったような感覚になります。
19時からのショーはゲストテンターテイナー「つのだ☆ひろ」の昭和のメロディーでした。そこそこ知られていてトークしながら曲を聞かせる人がフネ向きなのだろうと思います。ちなみにほとんどのショーは著作権の関係上撮影が禁止されています。写真はショーが始まる前のエンターテインメントクルーの前説時に撮影したものです。
23時半頃、本船は与那国島の真南を通過したところでバシー海峡を目指しています。昨晩の同じ時刻は本船は沖縄本島までもう少しという位置にいました。まる一日走ってもまだ日本のEEZ内、というより沖縄本島から先が随分長いことを実感しました。
今晩は本世界一周クルーズで初めての時刻改正があります。草木も眠る丑三つ時(午前2時)に、時計を1時間遅らせます。